「京都大学・ハノイ理工科大学 - アジア諸国に展開する地球環境学の教育・研究連携に関する国際シンポジウム」を開催しました。(2017年10月30日~11月1日)

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本学との共同主催校であるベトナム・ハノイ理工科大学において、地球環境学の教育・研究連携に関する国際シンポジウムを開催しました。本シンポジウムは、概算要求機能強化経費やJSPS拠点交流経費の支援、および在ベトナム日本大使館、日本学術振興会(JSPS)、国際協力機構(JICA)、日本学生支援機構(JASSO)、京都大学ベトナム人留学生会の後援のもと実施され、アジア・欧米16ヶ国70組織(50大学、20企業等)からの研究者や学生、日越環境関連企業など、合計285名(大学247名、企業その他38名)が参加しました。

初日は、北野正雄 理事・副学長の開催の辞、田中宏明 工学研究科教授らの基調講演に続き、サブセッションでは教育研究や産学連携の国際化、若手研究者や学生による環境関連研究の発表を行い、活発な議論が交わされました。

翌日の国際共同研究に関する全体セッションでは、Tran Van Top ハノイ理工科大学副学長と山極壽 一総長から開会の辞、柳淳 在ベトナム日本大使館次席公使から祝辞が述べられた後、山極総長らの基調講演とパネルディスカッション(コーディネーター: 縄田栄治 農学研究科教授)を行い、国際共同研究に関する様々な意見交換がなされました。

最終日には、ハノイ近郊のチャンアン世界遺産景観や、ナムソン廃棄物処分場へのスタディツアーを実施し、3日間に渡るシンポジウムの全日程は終了しました。

なお、本シンポジウムの期間中には、地球環境学堂・学舎(舟川晋也 学堂・学舎長)とハノイ理工科大学、ダナン大学、王立農業大学、ボゴール農業大学との学生交流協定継続の調印式や、総長、理事らによる在ベトナム日本大使館大使およびハノイ理工科大学長への表敬訪問が行われました。他にもサテライトイベントとして京都大学同窓会による懇親会(参加者140名)、ベトナム大学生・高校生を対象とした京都大学留学フェア(参加者60名)も開催され、多岐にわたり大変充実した内容となりました。

学生交流協定調印式

サブセッションでの活発な議論

山極総長の基調講演

シンポジウムでの集合写真

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