全学教育シンポジウム「京大流・未来を拓く人の育て方」を開催しました。 (2015年9月2日)

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桂キャンパス「船井哲良記念講堂」を会場とし、教職員等273名の参加を得て、「京大流・未来を拓く人の育て方」をテーマとする全学教育シンポジウムを開催しました。

このシンポジウムは、参加者が教育について全学的な議論や意見を交わすことにより共通理解を深め、今後の教育の改善・充実に資するとともに、学部・研究科・研究所等の枠を越えた教職員の交流の場となることを目指して、1996年から開催しており、今回で第19回目となります。

午前の部は、山極壽一 総長による「大学が直面する課題と京都大学が目指す教育」と題した基調講演の後、松下佳代 高等教育研究開発推進センター教授が10学部の特色ある教育について、映像とともに紹介し、各学部代表の教員が説明を行いました。

午後の部は、北野正雄 理事・副学長が、「京都大学の教育改革とそれを取り巻く状況」というテーマで講演を行いました。講演に引き続き、「京都大学における高大接続・高大連携の取組みについて」と題し森脇淳 理学研究科長、「入学者選抜と特色入試」と題し木南敦 理事補・法学研究科教授、「平成28年度からの教養・共通教育」と題し喜多一 国際高等教育院副教育院長が、それぞれ報告を行いました。その後休憩をはさみ、「京大流・未来を拓く人の育て方」というタイトルでパネルディスカッションを行いました。コーディネーターは飯吉透 理事補・高等教育研究開発推進センター長が務め、学内からはパネリストとして、山極総長、北野理事・副学長、森脇研究科長、木南理事補、喜多副教育院長が参加し、学外からは柴浩司 大阪府立大手前高等学校長、仲暁子 ウォンテッドリー株式会社代表取締役CEOに参加いただき、多角的視点での議論を行い、「京大流・未来を拓く人の育て方」への展望を示しました。

今回のシンポジウムを通じて、現在の取り組みの改善、新たな取り組みの企画など、さまざまな形で活かしていくこととしています。

左から、北野理事・副学長、飯吉理事補、山極総長

パネルディスカッションの様子