京都大学高大連携事業 学びコーディネーターによる出前授業・オープン授業を実施しました。(2015年8月3日)

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入試改革検討本部では、2015年度も高大連携事業の一環として、本学大学院生の協力を得て「学びコーディネーター」を高等学校に派遣する出前授業、および本学を訪問した高等学校に対するオープン授業を実施しました。

オープン授業では、福岡県立明善高等学校1年生57名が本学を来学し、入試企画課職員による京都大学の歴史や教育研究施設、京都での学生生活等についての大学紹介を行いました。引き続き、清中崇司 医学研究科博士後期課程2回生が「職業とは何か? 夢とは何か? -ブラックジャックになりたい-」をテーマにオープン授業を実施しました。スライドを使ってわかりやすく説明し、質問もまじえながら理解が深まるよう講義を行いました。高校生たちは、一生懸命メモを取るなど熱心に講義を聞き、授業終了後には入試に関する質問などを積極的にしていました。

出前授業では、高橋真理子 人間・環境学研究科博士後期課程3回生が岡山県立倉敷青陵高等学校に赴き、1年生11名を対象に「グローバル社会と英語: 国際コミュニケーションのための英語とはなにか」と題し、グローバル社会において英語を学ぶ意義について、時に質問をはさみながら講義を行いました。授業終了後には、入試企画課職員による大学紹介と進学相談を行うとともに、大学院生への質問タイムを設けました。高校生たちは英語の勉強法などを熱心に質問していました。

学びコーディネーターとして授業を担当した大学院生は、授業における双方向コミュニケーションの難しさや、自らの研究内容の意義を改めて実感しました。受講した高校生たちが、これを機会に高等学校での学びの大切さや、将来の進路に対する意識や本学への関心が高まることを期待します。

オープン授業を担当した清中博士後期課程学生

出前授業を担当した高橋博士後期課程学生