山極壽一 総長がAPRU(環太平洋大学協会)第19回年次学長会議に出席しました。(2015年6月29日・30日)

公開日

本学が加盟するAPRU(The Association of Pacific Rim Universities:環太平洋大学協会)の第19回年次学長会議が大阪市で開催され、加盟校のうち38大学から、26名の学長を含む合計約120名の参加がありました。本学からは山極壽一 総長、稲葉カヨ 理事・副学長、森純一 国際交流推進機構長、吉村成弘 生命科学研究科准教授および国際担当職員が出席しました。

1日目午前の全体会議は、開催校の平野俊夫 大阪大学総長と、APRU議長のC. L. Max Nikias 南カリフォルニア大学長の挨拶で始まり、前川喜平 文部科学省文部科学審議官他の基調講演に続きました。

また、日本の加盟大学の4学長と、松本英登 文部科学省高等教育局高等教育企画課国際企画室長によるパネルセッションは、日本における高等教育改革の取組をテーマとして行い、山極総長は、WINDOW構想と、京都大学ジャパンゲートウェイ構想(SGU)を紹介、本学が世界に誇る数学、化学、医学、人文社会科学等の研究分野を中心に日本のゲートウェイとして国際競争力を高める取り組みについて語りました。

午後からは、「学長リトリート」と題した学長のみ参加のセッションの時間が設けられ、今後の大学界の取り組み、学長リーダーシップ等について議論されました。また、並行して行われた各大学代表教職員が参加するシニアスタッフセッションでは、APRUの現在と今後の活動について報告、協議され、本学の森機構長がAPWiL(Asia-Pacific Women in Leadership:女性リーダーシップ育成事業)について報告と提言を行いました。

2日目は、1日目の並行セッションの報告、情報共有に続き、ビジネスミーティングにて2014年度財務報告、2015年7月就任の理事会新メンバーの発表等が行われました。

2日間の会議は、今後一層の各大学の協力とAPRUの事業活動推進を約し盛会のうちに幕を閉じました。今回の会議で提案・協議された事項は、各加盟大学の国際力・研究力・教育力の強化に役立てられます。

次回のAPRU年次学長会議は2016年6月にマラヤ大学(マレーシア)にて開催される予定です。

本学主催APWiLワークショップの報告をする森機構長

本学の取り組みを紹介する山極総長

シニアスタッフセッションでの稲葉理事・副学長

山極総長とNikias学長

学長リトリート参加者

第19回年次学長会議参加者

APRU(環太平洋大学協会)

環太平洋地域の主要大学間の相互理解を深め、重要な諸問題に対し高等教育機関の立場から協力・貢献することを目的として設立された大学協会で、現在16カ国・地域の45大学が加盟しており、年間を通して各種の研究・教育イベントが開催されています。本学からも毎年、研究者・学生の派遣、渡航支援を行っています。

関連リンク