京都大学理学研究科・理学部数学教室同窓会が設立されました。(2015年6月6日)

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理学研究科6号館において、170名を超える同窓生および本学関係者が出席し、京都大学理学研究科・理学部数学教室同窓会設立総会が開催され、会員相互の親睦と連絡を図り、あわせて理学研究科・理学部数学教室の発展に協力することを目的とした京都大学理学研究科・理学部数学教室同窓会(以下、京大数学同窓会)が設立されました。

設立総会では、会長に、渡辺信三 名誉教授(理学部・1958年卒)が、副会長に、井川満 名誉教授(理学部・1965年卒)が選任され、また、京大数学同窓会が、京都大学同窓会に入会することも承認されました。

設立総会に先立ち実施された「数学教室見学ツアー」の参加者たちは、青春時代を過ごした当時を懐かしみました。また、理学研究科6号館で行われた設立記念講演会では、野呂順一 ニッセイ基礎研究所代表取締役社長(理学部・1978年卒)が「数学に支えられてきた私 -京大の数学者になる夢は果たせなかったが-」、続いて、森重文 数理解析研究所教授(理学部・1973年卒)が「国際数学連合の役割と展望」と題した講演があり、会場を埋め尽くした参加者はそれぞれの講演に熱心に聞き入っていました。

会場を百周年時計台記念館国際交流ホールに移して開催された設立記念懇親会は、木坂正史 常任幹事(理学部・1989年卒)らの司会進行により進められ、渡辺会長の開会の挨拶の後、山極壽一 総長による来賓の挨拶では、理学部の文化や伝統に触れた話や、本学の現状が紹介されました。続いて、森脇淳 理学研究科長、池田保 同教授による来賓の挨拶があり、文化系サークルの「叡風会」による祝賀演奏、楠幸男 名誉教授(理学部・1948年卒)による乾杯の発声で歓談が始まりました。

同窓生によるスピーチや、叡風会の演奏を背景に参加者は互いに親睦を深め合い、大変盛り上がった会となりました。最後に井川副会長から本学および理学研究科・理学部数学教室の今後の発展を祈願した閉会の挨拶があり、盛況のうちに閉会となりました。

左から野呂代表取締役社長、森教授、森脇研究科長、池田教授

左から井川副会長、渡辺会長、山極総長、楠名誉教授

数学教室見学ツアーの様子

講演会風景

懇親会での鏡割りの様子