学習ビッグデータを将来の学びに活かす「京都ICT教育モデル構築プロジェクト」を開始します。(2015年6月2日)

公開日

本学は、京都市教育委員会、日本マイクロソフト株式会社、日本電気株式会社と連携し、生徒1人に1台のタブレットPCのある学習環境でのICT教育モデルを構築するための実証研究(プロジェクト名「京都ICT教育モデル構築プロジェクト)」を開始する予定です。

本実証研究では、昨今、中学・高校においても普及し始めているタブレットPCと情報技術を活用し、生徒の学習データから、その学びの変化を検証することで、生徒1人1人の状況にあわせた個人適応型(テーラーメイド)教育を実現することを目指します。

実証研究校

京都市立西京高校附属中学校
対象生徒:中学3年生、120名(40名×3クラス)

実施概要

タブレットPCを利用した授業、およびPCの持ち帰り学習におけるログを収集、解析することで、学習パターンと学力の相関関係が分かると予測しています。これらを基にタブレットPCを利用した教育モデルを確立していきます。実証研究校では、120名の生徒が、1人1台タブレットPCを持って、校内と自宅で学習します。タブレットPC活用の過程で収集できる学習データから生徒の学びの変化を検証します。本プロジェクトで得られる成果は、2015年度末頃に学術研究会等で研究発表します。

京都市立西京高校附属中学校の導入システム図

今後のプロジェクトのスケジュール(予定)

  • 準備期間: 2015年4月~2015年7月
  • 実験期間: 2015年9月~2015年12月
  • 検証期間: 2016年1月~2016年3月
  • 成果公表: 2016年3月頃

実証研究校では今回の研究プロジェクトの一環として、公開授業を以下の日程で行います。

  • 日時: 2015年6月12日(金曜日)
  • 対象: 3年A組(社会)、3年C組(数学)
  • 時間: 14時20分~(6限)