アジア青年交流センターの第4回合同シンポジウムが上海で開催され、山極壽一総長が出席しました。(2014年10月24日)

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上海交通大学にて開催された「アジア青年交流センター」事業に係る第4回合同シンポジウムに、山極壽一 総長が出席しました。

「アジア青年交流センター」事業は、香港在住の実業家で国際的に活躍されている曹其ヨウ(ソウ・キヨウ:Ronald K. Y. Chao) 永新企業有限公司副会長により創設されたもので、アジアの学生が共同生活を送ることで、相互理解を深め、アジアからグローバルリーダーを輩出したいと言う曹副会長の理念を踏まえ、曹副会長の寄附により、東アジア各国に混住の学生寮を建設する事業です。本シンポジウムは、本事業および曹副会長が同じく設立した「Asian Future Leaders Scholarship Program」に参画するアジアの大学関係者が集い、互いに事業内容を共有する機会として年1回開催されています。本学は、「Asian Future Leaders Scholarship Program」を実施しており、2014(平成26)年10月から本学大学院に在籍する留学生に奨学金が支給されることとなりました。

本シンポジウムで山極総長は、、アジアにおける本学の国際学生交流の取組みについてプレゼンテーションを行いました。その中で本奨学金により本学大学院に進学する留学生が増えることとなり、本学の教育の国際化がより進むことへの感謝の意を述べました。また、山極総長は今回のシンポジウムをホストした上海交通大学の姜斯憲(キョウ・シケン:Jiang Sixian) 同大学共産党委員会書記および張傑(チョウ・ケツ:Zhang Jie) 同大学長とそれぞれ面談を行いました。上海交通大学とは大学間学術交流協定および学生交流協定を締結しており、学生の交換留学等で交流関係を築いてきたことを踏まえ、今後もさらに交流を深めて行くことの重要性について意見交換を行い、終始和やかな雰囲気で面談が行われました。

今後、本奨学金により、在籍する日本人学生と世界各国の外国人留学生との相互理解と一層の交流が促進し、アジアおよび世界の友好・発展に繋がることが期待されています。

山極総長によるスピーチ

左から3番目が山極総長、4番目が姜書記、5番目が曹副会長