総合博物館特別展「明月記と最新宇宙像」を開催中 (2014年9月3日~10月19日)

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総合博物館では理学研究科附属天文台と共催で、特別展「明月記と最新宇宙像」を開催しています。

今回の特別展は「明月記」「射場保昭-明月記を世界へ」「山本一清-天文学を市民へ」「京大宇宙地球科学のパイオニア達」「石塚睦-ペルー天文学の父」「最新宇宙像」の6つの章で構成されています。

展示会場では、カルバー46cm赤道儀、ダルメイヤー天体写真儀の主要部分、レボイル・パシュウィッツ型傾斜計などの貴重な資料を展示しています。

藤原定家の残した日記「明月記」の中には、安倍晴明の子孫の観測した超新星(客星)の記録3件が記録され、20世紀前半の世界の天文学の発展に大きな貢献をしました。本特別展では、明月記の中の超新星の記録がいかにして世界に知られるようになったか、最近明らかになった興味深い歴史と本学の宇宙地球科学者たちとのつながり、さらに関連する宇宙研究について解説しています。

開催に先立ち行われた記者発表および内覧会には、学内外約30名の出席がありました。五島敏芳 総合博物館講師の挨拶の後、本展覧会実行委員の 小山勝二 京都大学名誉教授および竹本修三 京都大学名誉教授から展覧会について解説があり、出席者は実物の望遠鏡にびっくりし、明月記と天文学のつながりに興味を持ちながら熱心に展示を鑑賞しました。

なお、開催期間中の土曜・日曜日には展示解説および四次元デジタル宇宙シアターを開催しています。

「明月記と最新宇宙像」展 開催中

展示会場の風景

左から、内覧会での五島講師の挨拶と小山名誉教授・竹本名誉教授の解説

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