「グランド・チャレンジ・シンポジウム2015-人口変動と長寿社会-」を開催しました。(2015年12月8日・9日)

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本学はユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)、大阪大学、東北大学、東京工業大学との共催で「グランド・チャレンジ・シンポジウム2015-人口変動と長寿社会-」を開催し、80名を超える参加者が出席しました。

1日目は、山極壽一 総長による開会の挨拶の後、UCLグランド・チャレンジのHuman Wellbeing分野のリーダーであるニック・タイラー UCL教授より、本シンポジウムの趣旨説明を行いました。続いて西村周三 医療経済研究機構所長・本学名誉教授が基調講演「Social and economic risks of longevity, labor force participation, and lower fertility: Japan as an example」を行い、現在の日本が抱える高齢化に関する問題を提起しました。続く本会議では、参加者全員が「Employment and economy in ageing society: Older adults as a societal resource」、「Health & wellbeing of older adults」、「Youth and intergenerational equity in ageing societies: Future for ageing society」 の三つのテーマに沿って自身の研究発表を行い、討議が交わされました。

2日目は、1日目の成果を受けて、参加5大学間での国際共同研究の可能性を探る議論を行い、研究ネットワークを立ち上げるためのアジェンダを策定しました。その後グランド・チャレンジのファシリテーター長であるイアン・スコット UCL教授によって、2日間の総括を行うとともに、次の会合に向けたステップを議論し、合意しました。最後に、稲葉カヨ 理事・副学長による閉会の挨拶で、2日間にわたるシンポジウムは盛況のうちに閉幕しました。

左から、稲葉理事・副学長、山極総長、西村名誉教授、タイラー教授、スコット教授

会議の様子

集合写真

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