
18時00分~19時30分(受付は17時30分から)
本学には現在18の附置研究所と研究センターがあります。2015年4月に、これらの相互連携の強化と、学部・研究科も含む全学的な研究活動の促進を通じた異分野融合による新学術分野の創成をめざして「京都大学研究連携基盤」を設置しました。
研究連携基盤が実施する京都大学丸ノ内セミナーは、首都圏在住の社会人を対象とした「大人のための高度な教養講座」としてスタートし、附置研究所・センターで展開されている最新研究をわかり易くお伝えすべく企画・開催してきました。コロナ禍を経て、ハイブリッド方式(対面&オンライン)で実施することとなり、より多くの、一般の方々や大学生・高校生の方々にもご参加いただいています。
この度、セミナー企画を強化し、年間テーマのもと6回シリーズとして話題提供することとなりました。2025年度は、「京大の多彩なサイエンス-22世紀の地球を見据えて-」というテーマのもと、100年先をも夢見る研究として、研究の多様性と醍醐味を感じてもらえればと思っています。6回シリーズを通してでも、あるいは、興味をお持ちいただいた回をスポットでも、お申し込みいただけます。多くの方々のご参加をお待ちしています。
基本情報
- 東京オフィス・京都アカデミアフォーラム
- オンライン
京都大学東京オフィス(新丸の内ビルディング10階)、またはオンライン配信(Zoomウェビナー)
アクセスマップ
- 一般・地域の方
- 企業・研究者の方
どなたでも参加いただけます。
現地(京都大学東京オフィス):50名
オンライン配信(Zoomウェビナー):500名
無料
イベント内容
講師
永樂 元次(医生物学研究所 教授)
講演タイトル
ヒト臓器再生研究の現状と展望
講演概要
イモリなどの一部の両生類では心臓などの重要な臓器が失われても再生することはよく知られていますが、ヒトでは再生できるのは爪や毛、皮膚などの一部の組織に限られます。近年の研究で、再生できる生物では臓器が失われた時に特殊な幹細胞が反応して臓器を再建できるようなプログラムが存在しているのに対して、再生できない生物ではそのような幹細胞が存在しないことがわかってきています。一方でiPS細胞に代表される高い分化能(色々な細胞になれる能力)を持つ多能性幹細胞を用いて臓器を再生しようとする試みもされています。網膜や肝臓、膵臓などの臓器についてはこの10年ほどで実際に移植治療の臨床研究に着手されるほどに研究が進んできました。
本講座では臓器再生の仕組みの説明から始めて、ヒトでの臓器再生を目指してどのような取り組みが行われているかを我々の研究を交えて紹介すると同時に、今後の臓器再生技術の展望について考えてみたいと思います。
詳細は、以下のページをご覧ください。
第148回京都大学丸の内セミナー | 京都大学研究連携基盤
申し込み
以下のWebサイトよりお申し込みください。
京都大学丸の内セミナー | 京都大学研究連携基盤
- 希望の開催回を一括で申し込み、開催回ごとの申し込みのどちらも可能です。
- やむを得ない事情により、中止あるいは延期する場合があります。その際は、本ページおよび研究連携基盤Webサイト等にてお知らせします。また、申し込みいただいた方には、研究連携基盤基盤企画室からご連絡します。
定員に達し次第、締め切ります。
京都大学研究連携基盤基盤企画室
〒606-8507 京都市左京区聖護院川原町53
Tel: 075-366-7113
E-mail: A50kiban*mail2.adm.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)