日本の資本市場は、東京証券取引所の市場区分再編やPBR1倍割れ企業への改善要望、コーポレート・ガバナンスの強化など、海外を含む様々な投資家から大きな注目を集めています。
そのような中、多様化・複雑化した企業課題を克服するための経営戦略の一つとして注目が集まっているM&Aについては、経済産業省から「企業買収における行動指針」が昨年8月に公表されるとともに、同指針に従って国内大手電機メーカーが工作機械メーカーを買収するという成功事例の一方で、TOB価格に対して異議を唱える反対株主の台頭も散見され、被買収企業の公正価値の重要性が増しています。
このようなM&Aを巡る環境を踏まえ、本セミナーでは、経営管理研究部(経営管理大学院)において、バリュエーション(企業価値評価と株式価値評価)および企業価値向上の戦略手段であるM&Aなどについて専門教育と共同研究を展開している「プルータス・コンサルティング寄附講座」の成果を中心に、TOBにおける企業価値評価から同意なき買収ESG要素と財務パフォーマンスや企業価値の関係性分析まで理論と実践の側面から論じます。
CFO(最高財務責任者)などの企業トップ層、経営戦略、IR、財務、M&Aを担当されている方、そのような方を支援されている方は、是非お申し込みください。
基本情報
開催地
- オンライン
オンライン開催(Zoomウエビナー)
対象
- 企業・研究者の方
CFO(最高財務責任者)などの企業トップ層、経営戦略、IR、財務、M&A担当者、それらを支援されている方 など
定員
200名程度
参加費
無料
イベント内容
プログラム
15時00分~15時05分 | 開会挨拶 |
15時05分~15時30分 | 基調講演(1) 「『企業買収における行動指針』下における企業価値評価の重要性」 野口 真人(プルータス・コンサルティング代表取締役社長、京都大学経営管理研究部特命教授) |
15時30分~15時50分 | 基調講演(2) 「2つの指針をめぐる企業買収の在り方と対象会社が直面する課題~『企業価値』にどう向き合うのか~」 山田 昌史(プルータス・コンサルティング常務取締役、京都大学経営管理研究部客員教授) |
15時50分~16時10分 | 基調講演(3) 「財務的な価値創造の原理原則と新潮流」 砂川 伸幸(京都大学経営管理研究部・経済学研究科 教授) |
16時15分~17時15分 | パネルディスカッション「企業価値評価の新潮流」 石綿 学(森・濱田松本法律事務所弁護士、東京大学法学政治学研究科非常勤講師) 笠原 真人(笠原公認会計士事務所所長、公認会計士) 中西 友昭(経済産業省経済産業政策局 産業組織課長) 野口 真人(プルータス・コンサルティング代表取締役社長、京都大学経営管理研究部特命教授) 砂川 伸幸(京都大学経営管理研究部・経済学研究科 教授) |
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京大オリジナル株式会社 共創アシストチーム
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