グローバル教育展開オフィス主催：2022年度ウェビナーシリーズ「ダイバシティー時代の「日本型教育」の行方 」第5回

　教育学研究科グローバル教育展開オフィスでは、2022年度ウェビナーシリーズ「ダイバシティー時代の「日本型教育」の行方 」を開催します。

　第5回となる今回は、徳永智子 筑波大学 助教をお迎えし、「移民の若者から見る日本の教育 －参加型アクションリサーチの試み」についてお話しします。

　多文化化の進展に伴い、複数の国や文化・言語のはざまを生きる子ども・若者が増加しています。1989年の入管法改正から30年近く経ち、近年はダイバーシティ＆インクルージョンの重要性が叫ばれてますが、いまだに不就学、高校中退、進学や就職の問題など移民の若者を取り巻く教育状況は厳しいものになっています。 

　移民の若者は、これらの課題を経験する「専門家」です。若者の「声」に耳を傾け、対話するなかで、日本の教育のどのような特徴や課題が見えてくるでしょうか。民主的な「知」の産出を目指す参加型アクションリサーチのアプローチから、高校やNPO、当事者と協働し、移民の若者の居場所づくりやエンパワメントに取り組んできた講演者より、それらの試みを紹介いただき、公正で包摂的な教育の可能性と課題について考えていきたいと思います。