12時00分~14時15分
(履修生は14時30分終了予定)
「社会を駆動するプラットフォーム学卓越大学院プログラム」では、プログラムの一環として毎月セミナーを実施しています。
第3回の今回は「スマート漁業×プラットフォーム学」をテーマとし「すしざんまい木村社長と”船団”を持つ漁業ベンチャー、スマート漁業事業者・研究者が語る ICT技術の活用で資源保全と両立しうるか?」と題し開催します。
日本の豊かな食文化に欠かせない漁業や水産業、また食の恩恵を授かるその受け皿である海洋・水産資源を取り巻く状況は刻々と変化している状況にあります。環境面に目を向けると海洋ゴミによる漁場環境の汚染やそれに伴う生態系の変化、産業面では漁業従事者の減少や高齢化。そうした課題のなかで安定した漁獲量が確保できない状況(不漁)が生じやすくなれば、漁業者の経営は不安定化し、それは産業の縮小だけでなく食文化の衰退にもつながります。
こうした課題の解決へ取り組むべく、ICT技術の利活用による「スマート水産業」への転換を進める動きが水産庁の取り組みなどにおいても現在見ることができるようになりつつあります。属人化しがちな漁業者の高度なスキルや知見の継承、より効率的な漁業の実現、そしてそれらと同時に海洋・水産資源保護のための調査や解析を高度なセンシングや情報処理によって実現していくことは、具体的にどういった変化をこれからの漁業に与えていくのでしょうか。
本セミナーではこの領域に関わる企業の担当者や漁業の現場を熟知する識者、そして海洋環境や生態系の研究者に議論いただくことを通じて、新しい価値想像を目指すプラットフォーム学ならではの視点にも触れながら、漁業と海洋・水産資源の在り方を考えます。
基本情報
- オンライン
オンライン開催(Zoomウェビナー使用)
- 在学生の方
- 一般・地域の方
- 企業・研究者の方
どなたでも参加いただけます。
無料
イベント内容
セミナー登壇者
- 木村 清 株式会社喜代村(すしざんまい )代表取締役社長
- 坪内 知佳 萩大島船団丸 代表/株式会社GHIBLI 代表取締役
- 三田村 啓理 京都大学農学研究科教授(応用生物科学専攻)
- 原田 博司 京都大学情報学研究科教授(プラットフォーム学卓越大学院 プログラムコーディネーター)
ほか、セミナーテーマに関連する企業担当者の登壇を予定
プラットフォーム学連続セミナーとは
プラットフォーム学は、情報通信を扱う「情報学」と、農学・医学・防災、文系学術などの複数専攻領域を系統的に連携させ、新しい価値創造を目指す新しい学問です。世界を牽引する新しいプラットフォームを構築できる人材の育成を目標とし、プラットフォーム学連続セミナーを毎月開催しています。
申し込み
以下の申し込みフォームからお申し込みください。
プラットフォーム学連続セミナー vol.3 応募フォーム
備考
主催:京都大学プラットフォーム学卓越大学院
協力:京大オリジナル株式会社、株式会社角川アスキー総合研究所
プラットフォーム学連続セミナー 事務局(京大オリジナル株式会社 ナレッジプロモーション事業部内)
E-mail:kensyu*kyodai-original.co.jp(*を@に変えてください)