監事ノート(1)(2012年7月25日)

監事ノート(1)(2012年7月25日)

 本年度は、第二期(平成22年~平成27年)中期計画の3年目で、中期計画を本格的に実行に移す時期です。今回は、平成23年度監事監査報告と平成24年度監事監査計画について報告します。

 まず、平成23年度の監事監査については、全体としては、「業務の執行状況は、京都大学の掲げる理念・中期目標から見て、中期計画、年度計画に沿って、適正かつ効率的に運営されている」という監査結果でした。なお、報告書には、監事意見を述べておりますが、これらは今後の大学運営に活かしていただくためのものです。

 つぎに、平成24年度監事監査計画については、昨年同様、定期監査と臨時監査を行うこととしております。定期監査については、関連部署全体を対象として、業務監査と会計監査を来年3月から5月に実施することとしています。臨時監査については、3テーマ、「共通教育と専門教育の連関への取り組み」、「競争的資金獲得に対する支援強化への取り組み」、「経費削減への取り組み」に関して9月から来年1月に実施することとしています。また、8月からは、平成24年度の監査計画で監査対象部局として予定している部局以外にも可能な限り多く訪問させていただき、各部局の業務の実態を把握し、監事監査に反映させたいと考えています。

 監事業務の遂行には、業務現場の実情についての正確な把握が不可欠で、このためには、現場を訪問させていただき、その現状をお教えいただくことになります。その折には是非正確な情報提供とそれに関する率直なご意見等をいただきますようお願いします。監事監査が、京都大学の発展に繋がり、大学の理念・目標の達成に近づいていけるよう意を尽くしてまいります。

監事 江島 義道
監事 奥 正之