京都大学若手研究者による出前授業・オープン授業の授業希望校を募集します

京都大学若手研究者による出前授業・オープン授業の授業希望校を募集します

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提供授業メニュー

募集中の提供授業メニュー(6月27日現在)

2. 平安貴族の考えた「京都」

平安貴族が書き記した日記や、貴族の社会で伝承された説話を手がかりにして、平安貴族が自分たちの住む京都を、どのようなところであると考えていたのか、特に京都の内側と外側をめぐる考え方を中心に示したい。平安京の外に新しい街区が出来ていく過程と合わせながら、地図や写真を使ったり、手がかりとなる史料(原文と訳)を示したりしながら授業を行いたい。

  • 対象: 小学5年生~高校生
  • 適正人数: 15~20名程度 最大50名程度まで
  • 実施可能日: 8月1~26日、9月5日・6日、10月11~13日、期間中の全ての木曜日(午前中を希望)、9月23~25日と11月12日・13日を除く全ての土曜日・休日
  • 実施場所: 全国の学校または京都大学

5. 人生の意味を考える

私は何のために生きているのだろうか--この問題をいろいろな角度から考えたい。この授業を通して、人生へ意味を与えるさまざまな価値をきちんとした理解したり、人生を無意味なものに貶めてしまう「危険な」視点が存在することを学んだりすることができる。最終目標は、自分の納得のいく「人生の意味」を見いだすことである。

  • 対象: 高校生
  • 適正人数: 10~20名程度 最大30名程度まで
  • 実施可能日: 7月は不可。8月は14~22日以外。9月は7~9日、14~16日、21・22日、28~30日が可能
  • 実施場所: 全国の学校(関西圏希望)または京都大学

8. サルも結婚するの?

結婚は、男女が夫婦になり法的社会的経済的に結びつくことで、人間の世界では普遍的に見られます。では、人と祖先を同じくするサルの社会ではどうでしょうか?サルの社会には、法律でいう結婚はありませんが、特定のオスとメスが社会的に結びつき、特殊な関係を作ることがあります。そしてその結びつき方はサルの種によって様々に異なるのです。授業では様々なサルのオスメスの結びつき方を紹介し、結婚の進化について考えます。

  • 対象: 中学生~高校生
  • 適正人数: 5~50名程度 最大50名程度まで
  • 実施可能日: 7月14~22日、7月30日~8月31日(8月5日を除く)、9月12~30日で平日、祝日いずれも可
  • 実施場所: 全国の学校または京都大学(愛知県犬山市の霊長類研究所を含む)

12. 宇宙へ向かう箱舟を考えてみる

もし今、地球外惑星に、移住しなければならないとしたら、何を持って行きますか?コメとかムギとか必要そう。
樹木が無い世界では、酸素が無くなる??ゾウとかパンダとか捨てがたい。ゴキブリは?蚊は?
もしもこの世になかったら、どうなる?人間だって、みんなは連れて行けないのかも・・・
この“宇宙箱舟問題”は、ある種極端な”舞台”を設定しています。
普段の生活の中では見えにくい現代の問題をみんなで考えてみましょう。

  • 対象: 高校生
  • 適正人数: 20~30名程度 最大40名程度まで
  • 実施可能日: 7月14~15日、8月3~7日、9月6日、13日、16日、23日、10月22日、11月1~13日以外
  • 実施場所: 全国の学校(できれば関西圏)または京都大学

15. ナノの世界から生命現象を見てみよう

生物の細胞は、目には見えないタンパク質、脂質のような分子によって複雑に構成されたものである。本講義では、見えない分子をどのようにしたら可視化できるかついて、生徒にはグループ単位で議論・意見交換を行ってもらう。各々の考えを検証しながら、実際に細胞を構成する分子を可視化する手法が開発されてきた歴史を紹介し、肉眼では見えない分子が起こす生命現象を可視化し、その意義を解き明かす最先端の研究成果を紹介する。

  • 対象: 高校生
  • 適正人数: 10~50名程度 最大50名程度まで
  • 実施可能日: 金曜日、土曜日以外であれば可。ただし、7月14~22日と8月14~24日は不可
  • 実施場所: 全国の学校(京都から日帰り可能な範囲内)または京都大学

 

募集が終了した提供授業メニュー(6月27日現在)

1. 江戸川乱歩は「名探偵」だったの?:乱歩の小説が成立するまで (6月17日:募集は終了しました)

最初に、乱歩の作品を読んだことがあるか、どのような印象かなどを問いかける。現代では「名探偵コナン」の名前に使われていることで有名かもしれない江戸川乱歩。探偵小説というと難解な印象があるかもしれないが、昭和初期までは、「邪道」な文学であった。そうした時代に、乱歩がどこから小説の「ネタ」を見つけ、トリックを考え出したのか。配布資料を元に講義をしながら、随時問いかけを行って授業を進める。

  • 対象: 小学5年生~高校生
  • 適正人数: 30~50名程度 最大100名程度まで
  • 実施可能日: 水曜日以外(ただし、8月の水曜と9月7日は可能)
  • 実施場所: 京都大学または近畿圏の学校(土日祝日なら名古屋、三重も可能)

3. 近世日本の海外知識 (6月24日:募集は終了しました)

江戸時代に流入した本・動物・その他の様々な物を画像で紹介しながら、江戸時代の日本と世界とのつながりを具体的に伝える。高校生対象とし、少し欲張って、先行研究の成果と自分の研究内容を詰めて伝えてみたい。また、様々な知識が人のネットワークを介して広く楽しまれたこと、その根底に、人々の好奇心と、身近な物もよく観察する探求心があったことを感じてほしい。

  • 対象: 高校生
  • 適正人数: 15~50名程度 最大300名程度まで
  • 実施可能日: 月曜日または金曜日が都合よい。7月、10月、11月は、火曜日・水曜日は不可
  • 実施場所: 全国の学校または京都大学

4. 幸せを心理学する (6月21日:募集は終了しました)

幸せとは何だろう?幸せな人の特徴は?幸せになる法則はある?このような問いに正面から取り組み、生きる意味や目的を探求しようとする心理学が、最近注目されています。心理学の様々な領域にまたがって発展しつつあるこの領域は、ポジティブ心理学と呼ばれています。この授業では、幸福感や生きる意味について、ポジティブ心理学を中心におこなわれてきた最新の知見を、私の研究も交えつつ紹介します。また、それら深く知り、考えるための心理テストも実施する予定です。

  • 対象: 中学生~高校生
  • 適正人数: 10~200名程度 最大300名程度まで
  • 実施可能日:
    7月:22、23、29、30日
    8月:月・金・土・日曜日と18日
    9月:5日、22日、24日~26日、29~30日
    10月:月・木・金・土曜日
    11月:月・木・金・土・日曜日
  • 実施場所: 全国の学校または京都大学

6. 「お茶」からみえる社会・文化・環境問題-気になるモノから世界を捉える方法- (6月17日:募集は終了しました)

私たちの生活に身近な「お茶」は、アジア各地でそれぞれの風土・文化・くらしに合わせ、多様な方法で利用されています。授業では、「お茶」に注目することで見えてくる、共通する文化基層や農業等のくらし、またそれぞれの地域が直面する社会・環境問題について紹介します。また、社会の様々な問題を考える際、関心のある「モノ」・好きな「モノ」が独自の見方・取り組み方を生み出すきっかけになることを示したいと考えています。

  • 対象: 小学5年生~高校生
  • 適正人数: 最大80名程度まで
  • 実施可能日: 7月14~17日と火曜日・水曜日以外(水曜日については相談可)
  • 実施場所: 全国の学校または京都大学

7. 異文化を学び、自分の文化を知る:ケニアの子供たちの日常生活を学ぼう (6月17日:募集は終了しました)

ケニアに暮らす子供たちの住環境や食生活などを写真資料をつかって紹介していく。その際に日本で暮らす子供たちとの違いがわかるよう説明を加えていく。その後、グループに分かれて、住環境・食生活・学びの機会などのテーマを設定し、グループごとにひとつのテーマを選んでもらって、ケニアの子供たちと自分たちとどう違うのかを指摘してもらい、それぞれの文化の良い点を考えてもらう。

  • 対象: 小学5年生~高校生
  • 適正人数: 10~30名程度 最大40名程度まで
  • 実施可能日: 火曜日、金曜日以外ならいつでも可。ただし水曜日午前は不可。また、8月20日~9月23日は不可
  • 実施場所: 全国の学校または京都大学

9. サルはなぜ群れるのか? サルの「混群」を通して他種との共存を考える (6月16日:募集は終了しました)

現在、サルは全世界に約200種いるといわれています。多くのサルは群れを作って暮らしていますが、サルの中には、同一種の個体からなる群れを作るだけでなく、異なる種どうしの群れ(混群)を作るサルもいます。アフリカに生息しているサルがどのように異なる種と群れを作り生活しているのかを紹介し、他種との共存について考えたいと思います。

  • 対象: 小学5年生~高校生
  • 適正人数: 10~40名程度 最大60名程度まで
  • 実施可能日: 木曜日以外の平日
  • 実施場所: 全国の学校または京都大学

10. 古人骨が語る進化と歴史 (6月16日:募集は終了しました)

ヒトの骨から分かる人類の進化や歴史について説明します。ヒトの祖先がどのような骨の形態を持っていたのか学びます。日本人の祖先である縄文時代の人々の生活についてもお話します。また、人骨の標本を観察することで、骨から分かる様々なことについて学習します。

  • 対象: 小学5年生~高校生
  • 適正人数: 20~50名程度 最大80名程度まで
  • 実施可能日: 火曜日以外ならいつでも可。8月10~16日, 11月1~7日を除く。
  • 実施場所: 全国の学校または京都大学

11. 『生物多様性』って何だろう? -海を泳ぐ羊膜動物たちの研究を通して- (6月20日:募集は終了しました)

クジラやウミヘビなど、生息する場所を陸から海へと移した動物の体のつくりや遺伝子などは、私たち陸上動物とはいろんな面で大きく違っています。それには、どのような進化的な理由が存在するのでしょうか?私が研究に使っている標本などを見ながら、現代の進化生物学研究の一端を紹介して、進化がもたらした生物多様性という概念について一緒に考えたいと思います。

  • 対象: 中学生~高校生
  • 適正人数: 50名程度 最大100名程度まで
  • 実施可能日: 7月14~18日、7月31日~8月13日、9月5~11日、10月7~10日、10月15~30日、11月5~20日
    ※ただし10・11月は月曜日〈祝日は可〉・水曜日を除く
  • 実施場所: 全国の学校または京都大学

13. きのこに学ぶ木の食べ方~バイオマス変換について【90分授業】 (6月27日:募集は終了しました)

14. きのこに学ぶ木の食べ方~バイオマス変換について【180分授業】 (6月24日:募集は終了しました)

身近な食べ物として知られている「きのこ」であるが、微生物として違った視点から見ることよる発見と広がりを感じてもらう。きのこの"化学"を通して、きのこがどのようにして木を分解しているのか?という疑問を最先端の分析手法を紹介しながら解説して一緒に考えていく。また木質バイオマス変換や役に立つ物質生産に向けた試みを紹介する。プロジェクターを使用、その他、簡単な観察と実験を行う予定。
今年度からの新しい試みとして、通常の90分の授業の他に、実験に重点をおいた授業〔2日連続(各日90分・計180分)。詳細は相談により決定。〕を予定します。実験においては、設備と準備等のご協力をお願いいたします。こちらは1校、30名程度を希望します。
応募シートの希望授業選択時に、90分授業か180分授業のいずれかを指定願います。

  • 対象: 高校生
  • 適正人数:
    【90分授業】20~40名程度 最大50名程度まで
    【180分授業】最大30名程度まで
  • 実施可能日: 7月14~25日、 8月30日~9月3日、 9月9~18日以外、できるだけ早い時期で相談により決定
  • 実施場所: 全国の学校または京都大学

16. 植物の細胞を「見る」研究って、どんなことをするの? (6月22日:募集は終了しました)

植物の細胞が見せる面白い動態について紹介します。細胞が実際にはどのようにして観察されているのかについて、最新の顕微鏡から得られる生のデータを紹介します。また、「見る」ということから、どのようにして研究が進めるのか、自身の研究を元にお話しします。単に話を聞くだけでなく、「どのようにして研究を進めるのか?」「観察結果からどんなことがわかるのか?」について、積極的に議論してもらえるようにしていきます。

  • 対象: 高校生
  • 適正人数: 最大60名程度まで
  • 実施可能日: 月曜日、水曜日以外は可能。ただし、9月21~24日は不可
  • 実施場所: 全国の学校または京都大学(ただし、京都大学以外で実施する場合は、授業に使う形質転換植物の持ち込みが可能であること)

17. 素数と約数の話 (6月17日:募集は終了しました)

素数や約数といった、整数に関する基本的な概念に触れ、数学の世界には単純だがいまだに解決されていない問題が多数存在することを紹介したい。また、できれば、素数や約数などの実用的な応用にも触れたい。

  • 対象: 高校生
  • 適正人数: 最大60名程度まで
  • 実施可能日: 7・10・11月の土・日曜日(ただし7月31日は不可)、8・9月の木・金・土・日曜日(ただし8月14日は不可)および8月1日
  • 実施場所: 全国の学校または京都大学