「ASEANプラス3科学技術委員会による持続可能な社会構築に向けた新エネルギーフォーラム」の成果について(2008年5月26日)

「ASEANプラス3科学技術委員会による持続可能な社会構築に向けた新エネルギーフォーラム」の成果について(2008年5月26日)

NEFSE 京都イニシアティブ 2008


吉川 暹 エネルギー理工学研究所教授(NEFSE実行委員会事務局長)と、松本 紘 理事・副学長(NEFSE実行委員会委員長)

 地球温暖化およびエネルギーの安全保障については、世界が協力し解決すべき喫緊の課題であり、とりわけ、アジア諸国においては持続可能な発展を実現できる 新エネルギー開発が共通の課題となっている。このような背景の下、5月26日、文部科学省、独立行政法人 日本学術振興会、京都大学は共同で「持続可能な社会構築 に向けた新エネルギーフォーラム」を開催した。

 会合はASEAN+3科学技術委員会に参加する13カ国の国々(以下参加国)における新エネルギー開発に関する研究・教育を議論するために100人以上集まった。京都大学理事副学長松本紘博士および京都大学エネルギー理工学研究所吉川暹教授が議長を務めた。

 会合は新エネルギーイニシアティブに向けての人材育成と研究協力に焦点が当てられ、持続可能な発展のための新エネルギーコンソーシアムの設立が提案された。この提案は参加国に属する研究機関の学生、研究者、情報の交換のための枠組みを準備するものである。

 出席者は次に示す項目の提案を今後検討していくこととなった。

  1. ASEAN+3科学技術委員会に参加する国々の研究・教育機関において研究・教育に対する協力のためのコンソーシアムを設立すること
  2. 新エネルギーイニシアティブの実現のためにASEAN+3科学技術委員会に参加する国々での対話を促進すること

 尾池和夫総長の挨拶

  • 京都新聞(5月27日 27面)および産経新聞(5月29日 23面)に掲載されました。