「ASEANプラス3科学技術委員会による持続可能な社会構築に向けた新エネルギーフォーラム」

「ASEANプラス3科学技術委員会による持続可能な社会構築に向けた新エネルギーフォーラム」

京都大学NEFSE実行委員会
委員長 松本 紘
(研究・財務担当理事・副学長)

左から 松本紘 理事・副学長、吉川暹 エネルギー理工学研究所教授
西村周三 理事・副学長

 京都大学は、文部科学省、独立行政法人日本学術振興会との共催で、ASEAN COST+3 : New Energy Forum for Sustainable Environment (ASEANプラス3科学技術委員会による持続可能な社会構築に向けた新エネルギーフォーラム、略称NEFSE)を2008年5月25~27日、本学百周年時計台記念館において開催します。

 ASEAN COST+3とは、ASEAN地域(10カ国)における科学技術力の強化育成を目的として設置されたASEAN独自の科学技術委員会であるASEAN COST(Committee on Science and Technology)に日本・中国・韓国が参加、拡大したものであり、共同研究開発プロジェクト等について議論が行われています。

 京都大学は、これまでエネルギーや環境に関する国内最大の研究教育拠点として、COEプログラムなど多くの活動を展開してまいりました。こうした活動はアジア地域を中心として進めてきており、今後、本学を中心にオールジャパンで、同分野でのアジア各国との協力をさらに推進していく上で、ASEAN COST+3の枠組みを活用したプロジェクト活動を行うことは有益との観点から、昨年10月東京で開催されたASEAN COST+3会合にて、NEFSE開催を提案し了承されました。本フォーラムは、このような経緯で開催されるものです。

 本フォーラムは、アジア地域に適合した新エネルギーシステムの開発を目指した教育研究パートナーシップ、すなわちアジアにおける新エネルギーイニシアティブの構築を目的とするもので、ASEAN COST+3メンバーである13ヵ国の政策担当者及び専門家に加えて、アジアの約40の大学・研究機関から研究者が参加する予定です。ASEAN COST+3の政府関係者と研究者が一堂に会してエネルギー・環境に関する研究と行政を担う人材育成について議論する初めての試みであり、京都大学は、文部科学省や日本学術振興会とともに、全学を挙げて取り組んでいます。
 本フォーラムの詳細については、以下のホームページをご参照ください。
 http://www.iae.kyoto-u.ac.jp/quantum/nefse/(外部リンク)

<プログラム概要>

5月25日(日曜日) プレシンポジウム(参加無料)テーマ “新エネルギー技術”
26日(月曜日) 専門家会合(関係者のみ)
テーマ “新エネルギーイニシアティブの実現に向けた人材育成とアジアの連携”
27日(火曜日) オープンシンポジウム(参加無料)テーマ “持続可能社会の実現にむけて”
  • 日刊工業新聞(5月13日 24面)に掲載されました。