第2回 平成25年10月29日(火曜日)開催

第2回 平成25年10月29日(火曜日)開催

議事

  1. 国立大学法人京都大学教職員退職手当規程等の一部改正について
  2. その他

議事録

出席者
松本総長(議長)
赤松委員、有本委員、有賀委員、淡路委員、石川委員、岩田委員、江﨑委員、
大竹委員、門川委員、小寺委員、小松委員、西阪委員、服部委員、林委員、
福島委員、畚野委員、堀場委員、三嶋委員、森 委員
欠席者
安西委員、葛西委員、北 委員、土岐委員、山田委員、吉川委員
  • 平成25年度第1回経営協議会の議事録(案)及び持ち回り経営協議会の議事録(案)について、確認のうえ、原案どおり承認された。

議事

  1. 国立大学法人京都大学教職員退職手当規程等の一部改正について以下の規程等の一部改正について説明があり、審議の結果、了承された。
    1. 国立大学法人京都大学教職員退職手当規程
    2. 国立大学法人京都大学時間雇用教職員就業規則

報告

  1. 重要な財産の購入について
    南海地震に伴う津波発生に備えるため、防災研究所附属流域災害研究センター白浜海象観測所本館を高台へ移転するための用地を購入したことについて報告があった。
  2. 平成26年度概算要求について
    「平成26年度予算の概算要求に当たっての基本的な方針について」(平成25年8月8日閣議了解)の概要及び文部科学省から財務省へ提出された平成26年度概算要求の概要について報告があった。
  3. 財務報告書(ファイナンシャルレポート2013)について
    本学の財務状況を広く開示し、説明責任を果たす取り組みの一つとして、平成24事業年度の財務報告書を発行したことについて報告があった。
    委員による主な意見は次のとおり(○:質問・意見 ●:説明・回答)
    • ○このファイナンシャルレポートは、大学の活動を学内外に発信するうえで、非常に分かりやすくまとめられている。今後も、様々なステークホルダーに向けた情報発信を多角的に考えながら改良していただきたい。
    • ○京都大学のグローバル化の一環として、このファイナンシャルレポートの英訳版をホームページ上に掲載し、情報発信してみてはどうか。
    • ●まず、サマリーの英訳から検討させていただく。
  4. 再配置定員の措置等について
    戦略定員の見直し及び再配置定員の措置について、企画委員会での審議結果を踏まえ、役員会で決議された旨報告があった。
    委員による主な意見は次のとおり(○:質問・意見 ●:説明・回答)
    • ○大学として外国人教員数の増加に向けた定員を措置していることは、教育環境として大変望ましい。
    • ○現在、企業から見て大学生の英語のレベルは極度に低下している。英語すら出来ないのに韓国語も中国語もと多言語化を目指すのではなく、まず、英語を共通言語としてしっかりやるべき。
  5. その他
    • 京都大学におけるガバナンス体制について意見交換があった。
      委員による主な意見は次のとおり(○:質問・意見 ●:説明・回答)
      • ●現在、中央教育審議会大学分科会組織運営部会において、学長のリーダーシップを発揮できる体制の整備、教員人事に関する学長の権限、学部長の役割・選考方法、教授会の役割等、大学のガバナンスの在り方に関して議論が行われている。これまで本学でも経営協議会委員のご意見等を参考に、学内の改革を進めてきた。
      • ○民間企業の仕組みが全ていいとはいえないが、もう少し経営協議会での議論が学内の意思決定に浸透していく仕組みが望まれる。
      • ○世界では、大学の強化、優秀な人材の確保等大学間の競争が激化している。日本においても大学改革が推進され、大学は自ら変わらなければ介入されるという危機感を持つべき。京都大学でも様々な取り組みが行われているが、安定的に運営、学内全体に浸透していないように思える。また、経営協議会においての議論も、学内でどう受け止められ、どのように動いているのか見えにくいところがある。
      • ○速やかに深い議論を集中的に行い、意思決定し行動する。これができる大学が世界で生き延びるのではないか。
      • ○組織としての経営と部局自治は異なる。京都大学内には既得権を確保しようとする文化が強すぎる感が否めない。
      • ●本日は大学経営に関する本質的な問題をご提議いただいた。今後、本日の議論を学内経営にどのように反映させるか検討する。
    • 京都大学の国際戦略「2× by 2020」を作成した旨報告があった。