第1回 平成22年6月9日(水曜日)開催

第1回 平成22年6月9日(水曜日)開催

議事

  1. 平成21事業年度及び中期目標期間に係る業務の実績報告書(案)について
  2. 平成21事業年度決算について
  3. 平成23年度概算要求について
  4. 京都大学における設備整備計画(設備マスタープラン)の改訂について

議事録

出席者
松本総長
松本総長(議長)、有本委員、江﨑委員、遠藤委員、大西珠枝委員、大西有三委員、北委員、塩田委員、Chocat委員、宅田委員、土岐委員、冨田委員、西村委員、 畚野委員、藤井委員、水野委員、吉川委員
欠席者
宇治委員、国谷委員、佐藤委員、立石委員、町田委員、森委員、山田委員
  • 議事録承認(平成22年2月1日開催分)

議事

  1. 平成21事業年度及び中期目標期間に係る業務の実績報告書(案)について
    平成21事業年度及び中期目標期間に係る業務の実績報告書(案)について説明があり、了承された。また、今後、修正等の必要が生じた場合には、大学評価委員会委員長に一任願いたい旨の説明があり、了承された。

    委員による主な意見は次のとおり。(○:意見)
      ○ 報告書の「京都府・京都市を始め、地域社会との連携を強化する。」のところで、ここに京都らしさがでているだろうか。あくまでも地域社会との関連であるから、京都大学は京都の町との関わりを打ち出して初めて価値があるのではないか。京都の町というのは他の都市に比較して多くの国宝や文化遺産があり、それらがまさに地域社会にあるので、そういったものとの関わりにおいて京都大学はこうであると言って初めて、他と違うと胸を張れると思う。まだ少しもの足りない。
      ○ 外部資金の増収について、最近、大学をめぐる外部資金の流れが以前とは少し変わってきており、各省庁が依頼する事業や研究が、大学に流れてくる可能性が高くなった。機会を見逃さないように準備しておく必要がある。
      ○ 報告書作成にはかなりの労力がかかっていると考えられるが、コストを考えると省力化できるところはしてもいい部分があるのではないか。
  2. 平成21事業年度決算について
    平成21事業年度財務諸表、事業報告書及び決算報告書に基づき説明があり、文部科学大臣あて提出することが了承された。

    委員による主な意見等は次のとおり。(○:質問・意見 ●:説明・回答)
      ○ 次期中期目標期間への繰越額(予定)の現金の裏付けのあるものについて、用途は検討されているのか。
      ● 大まかに言うと、桂キャンパス整備事業(PFI事業)に係る施設設備整備等、吉田キャンパス南構内再生事業(学生寄宿舎)に係る施設設備整備、宇治キャンパス整備事業(職員宿舎)に係る施設設備整備について長期計画で使用する予定であり、文部科学省に申請する。
  3. 平成23年度概算要求について
    平成23年度概算要求事項について、企画委員会、財務委員会及び施設整備委員会での審議結果などを踏まえ、取りまとめた要求事項について説明があり、了承された。

    委員による主な意見は次のとおり。(○:意見)
      ○ 京都大学はアジア研究を伝統的に行ってきたと思うが、現在継続している研究、新規で実施していく研究を外部及び内部にしっかりとアピールするべきである。
  4. 京都大学における設備整備計画(設備マスタープラン)の改訂について
    財務委員会において中長期的な観点から今後の設備整備の在り方について策定された「設備整備計画(設備マスタープラン)」の一部改訂について説明があり、了承された。

報告事項

  1. 寄附講座及び寄附研究部門の設置・更新について
    平成22年4月1日付けで寄附講座及び寄附研究部門を設置・更新並びに平成22年5月1日付けで寄附研究部門を設置したことについて報告があった。
  2. 京都大学第二期重点事業実施計画について
    役員会で検討された「京都大学第二期重点事業実施計画」について報告があった。
  3. 重要な財産の取得について
    独立行政法人日本学生支援機構が所有していた「京都国際交流会館・京都学生支援会館」を一般競争入札により落札の上、取得したことについて報告があった。
  4. 平成21年度監事監査に関する報告書について
    平成21年度に実施した監事監査について報告があった。
  5. 平成22年度監事監査計画について
    平成22年度における監事監査計画について報告があった。
  6. 平成22年度会計監査人の選任について
    平成22年度会計監査人候補者について、あずさ監査法人を選任した旨報告があった。
  7. 労使協定の締結について
    平成22年3月31日に過半数代表者と協議の結果、労使協定を締結した旨報告があった。
  8. その他
    • 委員による自由な意見交換を行った。
      委員による主な意見等は次のとおり。(○:質問・意見 ●:説明・回答)
        ○ 京都大学の未来戦略に関して検討する必要がある。
        ● 現在、まず、本学に未来戦略ワーキンググループを設置し、大学を取り巻く環境の変化への対応、将来像の設計等を検討しているところである。
        ○ 監事監査において、業務によっては適法性のほか妥当性の視点からも行うことが必要である。