第23回 2009年10月21日(水曜日)開催

第23回 2009年10月21日(水曜日)開催

議事

  1. 平成20事業年度に係る業務の実績に関する評価結果(原案)の意見申立について

議事録

出席者
松本総長(議長)、有本委員、江﨑委員、大嶌委員、大西珠枝委員、大西有三委員、川井委員、北委員、塩田委員、Chocat委員、土岐委員、西村委員、畚野委員、藤井委員、八尾委員、八木委員、吉川委員
欠席者
宇治委員、国谷委員、佐藤委員、立石委員、町田委員、森委員、山田委員
  • 議事録承認(平成21年6月22日開催分)
    (書面審議)議事録承認(平成21年9月15日~平成21年9月24日)

議事

  1. 平成20事業年度に係る業務の実績に関する評価結果(原案)の意見申立について 
    国立大学法人評価委員会から送付された平成20事業年度に係る業務の実績に関する評価結果(原案)及び同案に対する意見申立(案)について説明があり、了承された。

報告事項

  1. 第二期中期目標・中期計画(素案)の変更について
    第二期中期目標・中期計画(素案)のうち、教育に関する目標及び組織運営の改善に関する目標を、一部変更したことについて報告があった。
  2. 農学研究科附属農場の移転について
    農学研究科附属農場の移転について、今までの検討経緯等とともに、9月28日(月)に高槻市、都市再生機構と移転に向けての大枠合意の覚書を締結したことについて報告があった。
    委員による主な意見等は次のとおり。(○:質問・意見 ●:回答)
    ○ 移転により面積が倍以上になるということか。
    ● 現況を基本として移転することを考えているので、面積について今の時点では申し上げられない。
    ○ 移転する場所は京都大学だけでなく、他の大学・研究機関と一緒に使うのか。
    ● 京都大学の高槻農場の移転であるが、移転を機として、地区の関係者との共同研究や、他の大学や研究機関との協力関係は可能かと考えている。
    ○ 京都大学は敷地が限られているので、北部構内の農園などの移転も検討しているのか。
    ● 高槻農場の移転は、現時点では全学の土地利用の議論とは切り離して考えている。
    ○ 経済情勢との関連から、京都大学の予算にどのような影響を与えるのか。
    ● 売却価格の設定など慎重に見極めたいと考えているが、現在の見通しでは、経済情勢の影響を大きく受けることはないのではと考えている。
  3. 国立大学法人京都大学宿舎規程の一部改正について
    宇治職員宿舎11号棟の改修工事の完成に併せて、宿舎使用料の算定方法に関し、見直しを行ったことに伴い、今後、設置または大規模改修した宿舎の使用料の算定方法について総長が別に定めると規程改正したことについて報告があった。
  4. 共同利用・共同研究拠点の認定等について
    本年3月に文部科学省に「共同利用・共同研究拠点」に係る認定申請を行った本学の附置研究所及びセンターに関して、科学技術・学術審議会 学術分科会 研究環境基盤部会に於いて審議が行われ、6月にそれを踏まえて文部科学大臣より認定結果の通知があったので、その結果について報告があった。
    委員による主な意見等は次のとおり。(○:質問・意見 ●:回答)
    ○ 認定「否」の理由は。
    ● エネルギー理工学研究所は先進エネルギーの中身が少し判りにくいこと、フィールド科学教育研究センターは教育が主体のセンターと判断されたと考えている。
    ● 先進エネルギーというのは漠然としているとの判断がされたようなので、具体的に的を絞って再チャレンジすることをエネルギー理工学研究所で考えている。また、フィールド科学教育研究センターは教育も研究も大変よくされているので、これについても仕切り直しを検討している。
  5. 寄附講座及び寄附研究部門の設置・更新について
    平成21年10月1日付けで寄附講座及び寄附研究部門を設置・更新したことについて報告があった。
  6. 京都大学重点事業アクションプラン2006~2009(第4版)について
    役員会で検討された「京都大学重点事業アクションプラン2006~2009(第4版)」について報告があった。
    委員による主な意見等は次のとおり。(○:質問・意見 ●:回答)
    ○ 留学生は何%ぐらいか。
    ● 正規生で約1,400人の留学生がいるが、2020年で3,200人という目標を立てており、これから整備にはいることとしている。
    ○ メンタルヘルスについて何か対策をとっているのか。
    ● カウンセリングセンターを充実させることによって整備を進めているが、いろいろな問題を抱える学生が増えているので、次期の重点アクションプランではメンタルケアを少し広い観点から、初期に把握して対応する体制を整えたいと思っている。
    ● 予備軍がかなりいると思われる。学校に出てこない学生が増えているので、その辺りを把握する必要がある。
    ● 学部生はゼミに入って指導するという形だけではなく、ケアする体制を整備する必要がある。大学院生は、精神的な意味でストレスが強く、そのままオーバードクターになっているものがいる。
    ● 部局と協力して、学生をケアする体制をこれからも充実していきたいと考えている。
  7. 平成22年度概算要求の状況について 
    平成21年8月31日に文部科学省から財務省へ提出された、本学に係る関係事項について報告があった。
  8. 財務報告書(ファイナンシャルレポート2009)について
    本学の財務状況を広く開示し、説明責任を果たす取り組みの一つとして、平成20事業年度の財務報告書を刊行したことについて報告があった。
  9. 外部資金・科学研究費補助金の受入状況について
    平成20年度外部資金受入状況及び平成21年度科学研究費補助金の内定状況について報告があった。
    委員による主な意見等は次のとおり。(○:質問・意見 ●:回答)
    ○ 国全体として科学研究費補助金は増えているのか。
    ● 科学研究費補助金の総額は横ばいの状況であるが、課題提案型の新領域研究等が急にカットされるなど、予断を許さない状況にある。
  10. 「京都大学環境報告書2009」について
    平成21年7月28日付け役員会で決議し、9月9日付けで公表した「京都大学環境報告書2009」の概要について報告があった。
  11. その他
    (1)11月1日付けで、理事の所掌事項を一部変更することの報告があった。
    (2)東京オフィスの利用について案内があった。