アジア研究教育拠点事業「リスク評価に基づくアジア型統合的流域管理のための研究教育拠点」第2回包括シンポジウムを開催しました。(2012年11月22日~23日)

アジア研究教育拠点事業「リスク評価に基づくアジア型統合的流域管理のための研究教育拠点」第2回包括シンポジウムを開催しました。(2012年11月22日~23日)

 工学研究科とマレーシアのマラヤ大学は、両機関が実施している日本学術振興会アジア研究教育拠点事業「リスク評価に基づくアジア型統合的流域管理のための研究教育拠点」の一環として、第2回包括シンポジウムをマラヤ大学にて開催しました。

 今回のシンポジウムは、今後の事業展開のための情報共有、議論を目的としたものです。若手育成という事業目的に沿い、両国の若手研究者による発表セッションも設けました。日本からは、実施組織代表者の工学研究科長をはじめ、本学教員・学生、関連研究者と工学研究科学術協力課職員が参加しました。

 1日目のオープニングセッションでは、マレーシア側コーディネーターのNik Sulaiman マラヤ大学教授、日本側コーディネーターの清水芳久 工学研究科教授からの挨拶および研究進捗状況紹介の後、北野正雄 工学研究科長、Awang Mahmud マラヤ大学副学長補佐から両大学の学術交流の経緯と推進について感謝と期待を込めた挨拶がありました。続いて、マレーシア側メンバーと日本側メンバーとの事業開始からの交流の様子を綴ったスライドショーを上映しました。

 この後、Husaini Sulaiman マレーシア資源環境省灌漑排水局長による基調講演、Jamaluddin Shaaban マレーシア国立水文研究所長による特別講演が行われました。さらに、本学修士課程学生も含めた若手研究者8名が研究グループを代表して発表を行い、多くの質疑応答を得て活発な情報交換の場となりました。

 2日目は、4研究グループ(水文、水質、環境リスク、ガバナンス)ごとに今後の研究の方向性、若手研究者育成計画、教科書作成計画等について具体的な議論を進めました。100名を超える参加者を得たシンポジウムは盛会のうちに幕を閉じ、今後の本事業の進展に大きく貢献する機会となりました。


左から、Nik Sulaiman教授、Awang Mahmud副学長補佐、清水教授、北野研究科長

研究成果発表と質疑応答

Awang Mahmud副学長補佐と北野研究科長の記念品交換

シンポジウム参加者

 

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