全学教育シンポジウム「これからの共通・教養教育」を開催しました。(2012年9月12日)

全学教育シンポジウム「これからの共通・教養教育」を開催しました。(2012年9月12日)

 桂キャンパスの船井哲良記念講堂を会場とし、教職員247名の参加を得て、「これからの共通・教養教育」をテーマとする全学教育シンポジウムを開催しました。

 このシンポジウムは、参加者が教育について全学的な議論や意見を交わすことにより共通理解を深め、今後の教育の改善・充実に資するとともに、部局の枠を越えた教職員の交流の場となることを目指して、平成8年から開催しており、今回で第16回目となります。今回も昨年と同様に全体会のみとし、一つの話題を全員が共有できるような構成としました。

 午前の部は、松本紘 総長による「京都大学の考える教養教育」と題した基調講演の後、磯祐介 情報学研究科教授による「共通・教養教育企画・改善小委員会の報告」、木南敦 法学研究科教授による「高校の学習指導要領と入試制度」、飯吉透 高等教育研究開発推進センター教授による「学業・成績評価の国際標準と通用性」の三つの報告があり、現在の本学の共通・教養教育の状況と高大接続の観点で、問題の共有と意見交換を行いました。

 午後の部は、「グローバルキャリアの中での語学力と教養力」のテーマでパネルディスカッションを行いました。コーディネーターは多賀茂 高等教育研究開発推進機構副機構長が務め、学内からパネリストとして、横山美夏 法学研究科教授、武藤誠 医学研究科教授、長谷部伸治 工学研究科教授、河合江理子 高等教育研究開発推進機構教授、池田聖子 高等教育研究開発推進機構教授らが報告を行いました。その後、外部からコメンテーターとして、大久保亮 日本生命保険相互会社 調査部国際渉外部長および井上久美 株式会社ヒア&ナウ 代表取締役社長にご参加いただき、それぞれ国際金融機関、国際会議の同時通訳業務で活躍されている立場から貴重なお話を伺いました。午前の部・午後の部を通し、本学の共通・教養教育に関する活発な意見交換が行われ、本シンポジウムは盛会のうちに終了しました。


淡路敏之 理事・副学長による開会の挨拶

松本総長による基調講演

パネルディスカッションを行う多賀茂 高等教育研究開発推進機構副機構長、武藤誠 医学研究科教授、長谷部伸治 工学研究科教授

パネルディスカッション全体の様子