第41回京都大学未来フォーラムを開催しました。(2009年12月16日)

第41回京都大学未来フォーラムを開催しました。(2009年12月16日)

 今回の京都大学未来フォーラムは、元最高裁判所長官の山口繁氏を講師に迎えて開催しました。

 講演では、ローマクラブなどのレポートやシミュレーションを引用しながら、地球環境の現状から見て、人類の生存そのものが危機に瀕していると警告するとともに、人類は過去に直面した危機をどのように克服してきたかを紹介されました。

 そしてこの危機への対策として、これまでの進歩発展史観を超克し、足ることを知り、競争よりは共生を最善とする思想へのシフトが大切であると訴えられました。

 参加者からは、地球の未来について考える機会になったなどの感想が寄せられ、盛会のまま終了いたしました。

 次回の未来フォーラムは、2010年1月22日(金曜日)、東京都現代美術館チーフキュレーター、多摩美術大学教授(芸術学科)の長谷川祐子氏にご講演いただきます。たくさんのご参加をお待ちしております。