関西学士会開設記念企画「大学の本領-関西からの提言」を開催しました。(2009年3月8日)

関西学士会開設記念企画「大学の本領-関西からの提言」を開催しました。(2009年3月8日)

 大阪大学中之島センターにて、関西学士会開設記念企画「大学の本領-関西からの提言」が開催されました。
  本企画は、社団法人学士会の西日本における拠点となる「関西学士会」の開設を記念して、学士会の主催、本学、大阪大学および九州大学の共催で開催された行事であり、大学関係者、学士会関係者等合わせて200名近くの参加がありました。
  はじめに井口洋夫 学士会常務理事による開会の挨拶が行われ、続いて松本紘総長、鷲田清一 大阪大学総長および有川節夫 九州大学総長による挨拶がありました。 ( >> 松本紘総長の挨拶

 本企画は3部構成となっており、第1部では、3大学の理事・副学長による大学紹介がありました。大西珠枝 理事・副学長、武田佐知子 大阪大学理事・副学長および水田祥代 九州大学理事・副学長が各大学について、歴史や組織体制、教育研究の特徴などを内容としたプレゼンテーションを行いました。

 
左から有川 九州大学総長、松本紘総長、鷲田 大阪大学総長

左から水田 九州大学理事・副学長、大西 理事・副学長、武田 大阪大学理事・副学長

左から早川 NHK解説主幹、堀井 財団法人大阪21世紀協会理事長、井口 学士会常務理事

 続く第2部では、「総長と考える大学」と題して、3大学の総長および在学生による討論会が、早川信夫 NHK解説主幹の司会により行われました。在学生は、各大学2名ずつで、本学からは曽根紗織 経済学研究科修士課程、岳江林 工学研究科修士課程の学生が登壇しました。問われる大学の教育力について、世界トップレベルの研究のために大学がすべきこと、大学はどうリーダーシップを発揮するかなどを論点として、各総長と在学生との間で活発な意見交換が行われました。

 第3部では、「大学を考える」と題して3総長による鼎談が、堀井良殷 財団法人大阪21世紀協会理事長を司会に迎えて行われました。大学における人材育成方法やその課題、世界に冠たる大学としてのメッセージ、西日本の大学間連携のあり方など、大学の現状と今後の展望に関わるテーマについて意見交換が行われました。


握手する3大学の総長

会場の様子

熊谷 学士会評議員

 最後は、熊谷信昭 学士会評議員(大阪大学元総長、現兵庫県立大学学長)による閉会の挨拶で締めくくられました。

 その後の懇親会には100名近くの参加があり、各大学の情報交換の場となるなど大いに盛り上がりを見せました。

 なお、本会場のロビーに、学士会・3大学それぞれの紹介コーナーなどを設けて広報誌や大学の名物などの配付・展示を行い、休憩時間には多くの参加者で賑わいました。

 今回は、特に3大学の総長と在学生が大学の諸課題や今後の展望について議論を交わす良い機会となり、今後もより多くの学生が参加できるような機会を積極的に設けていくべきとの期待の声が寄せられました。


大学紹介ブース

関連リンク

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