第37回京都大学未来フォーラムを開催しました。(2009年2月9日)

第37回京都大学未来フォーラムを開催しました。(2009年2月9日)

 今回の未来フォーラムは、法学部出身の小説家で「鴨川ホルモー」「鹿男あをによし」などの著作で知られる万城目 学(まきめ まなぶ)氏を講師に迎えて開催しました。

 万城目氏は、「小説家という仕事」というテーマで在学中に小説を書き始めてから現在に至るまでを大阪弁でユーモアを交えながら話されました。

 「3回生の秋のある日、東一条の交差点で気持ちのいい風に吹かれてふと文章を書きたくなり、自分の書きたいことを書き始めた。書き続けて少しずつ上達してくることが分かると一層書くことが面白くなったが、買ってもらう作品にするには一度作り上げたものを改めて読み返して不要な部分を削り落とすプロセスが不可欠だと思う。」との自らの創作活動を語る言葉に満場の参加者は熱心に聞き入っていました。

 また、質疑応答では本学出身の作家 森見登美彦氏との交友から学生時代のエピソードについて時間の許す限りお話しいただきました。

  

 なお、平成21年4月19日から万城目学氏原作映画「鴨川ホルモー」が公開予定です。