益川敏英京都大学名誉教授ノーベル物理学賞受賞祝賀会を開催しました。(2009年2月8日)

益川敏英京都大学名誉教授ノーベル物理学賞受賞祝賀会を開催しました。(2009年2月8日)

  益川敏英本学名誉教授のノーベル物理学賞受賞を祝し、京都ブライトンホテルにおいて祝賀会を開催しました。

 本会には、磯田文雄 文部科学省研究振興局長、小野元之 日本学術振興会理事長、平野眞一 名古屋大学総長、Stefan Noreen 駐日スウェーデン大使ご夫妻、山田啓二 京都府知事ご夫妻、門川大作 京都市長ご夫妻、廣岡正久 京都産業大学理事長、坂井東洋男 京都産業大学学長などの来賓の方々や関係分野の研究者のほか、岡本道雄、沢田敏男、井村裕夫、長尾真、尾池和夫 各歴代総長、名誉教授、理学研究科・基礎物理学研究所の教職員など、約300名もの出席がありました。

 益川名誉教授は、ノーベル賞を受賞してよかったことに、いろいろな著名人の方とお会いして話ができたことと話され、また、大学で育った人間として科学・大学の教育研究環境が少しでもよくなるようメッセージを出すポジションを与えられたのだと思っていると述べられました。

松本紘総長の挨拶


松本紘 京都大学総長による挨拶。ユーモアを交えながら益川名誉教授の紹介がありました。

ノーベル賞賞状。このほかメダルも会場で披露されました。

中締めの挨拶をする江口徹 基礎物理学研究所長

乾杯の発声をする加藤重樹 理学研究科長
【各界から御祝辞】


左から磯田 文部科学省研究振興局長、小野 日本学術振興会理事長、山田 京都府知事、門川 京都市長


山内教授(左)と山脇教授(右)

  まず、磯田文雄 文部科学省研究振興局長が塩谷立 文部科学大臣からの御祝辞として京都大学の教育研究の確かさに改めて敬意を表すると読み上げられ、小野元之 日本学術振興会理事長からは基礎研究の大切さを力強く述べられました。山田啓二 京都府知事からは京都大学(三高)を大阪から京都府に誘致した先人の偉業を称えられ、門川大作 京都市長は益川名誉教授の偉大な発見がお風呂でなされた逸話から、益川だけでなく湯川、利根川からお湯をひいたお風呂を京大に作ってはいかがかと歴代のノーベル賞受賞者の名前をもじったユーモアあふれるお祝辞がありました。

 また、山内正則高エネルギー加速器研究機構教授による「小林・益川理論」の解説があり、教え子を代表して山脇幸一名古屋大学理学研究科教授からは若かりし頃の益川名誉教授の逸話が語られました。

 

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クラシック好きで有名な益川名誉教授に祝意を表し、関西21世紀交響楽団による祝賀演奏がありました。右の写真は、演奏を聞き入る益川名誉教授と明子夫人。

 会終了後は、出口にて益川名誉教授ご夫妻が答礼をされましたが、お疲れにもかかわらず、お一人お一人に丁寧に言葉をかけられていました。

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Noreen 駐日スウェーデン大使ご夫妻


坂井 京都産業大学学長