平成23年京都大学 鹿児島講演会「おいしさの科学-おいしさを数式で表す試み」

平成23年京都大学 鹿児島講演会「おいしさの科学-おいしさを数式で表す試み」

※ 定員に達しましたので、10月24日をもって申し込みを締め切っています。(2011年11月2日)

 おいしさは食品開発や料理、あるいは介護や病人食などの広い分野で重要性が増しており、現代人の質の高い生活の実現には欠かせない要素です。おいしさの客観的な評価の手段が求められてますが、個人の嗜好性を含めた解析は容易ではありません。ところが人間は食品を口に入れた直後から複雑なおいしさの概略を判断しています。おいしさの要素を短い時間内に脳で統合するメカニズムに沿って解析ができれば、おいしさの構造が客観的に評価できるはずです。そこで、要素をできる限り簡略化したモデルとして、生存のための生理、快楽を求める食、人間固有の食文化、情報の四つにおいしさを分類しました。回帰分析を用いた客観的評価の実際と、そこから見える現代人の食の嗜好性について触れてみます。

日時

平成23年11月26日(土曜日) 15時00分~17時00分(開場14時30分)

会場

ホテルパレスイン鹿児島2階 孔雀
(鹿児島県鹿児島市樋之口町8-2)
TEL: 099-223-1111

講師

農学研究科 伏木 亨 教授
(略歴等)
1953年舞鶴市生まれ。1975年京都大学農学部卒業、同大学院を経て、1994年より京都大学農学研究科食品生物科学専攻教授。2009年から京都大学次世代研究者育成センター長(白眉プロジェクト) を併任。専門は食品・栄養化学。現在の研究テーマは、油脂やダシのおいしさのメカニズムの解明、おいしさの客観的評価手法の開発研究、自律神経に影響を与える食品、疲労感の発生機構の解明と抗疲労食品開発。
日本栄養・食糧学会評議員、日本香辛料研究会会長、日本料理アカデミー理事。油脂のおいしさの研究で第13回安藤百福賞、エネルギー代謝と味覚・食欲に関する栄養学研究によって2009年日本栄養・食糧学会賞受賞。
専門の学術論文の他に、著書に、「味覚と嗜好のサイエンス」(丸善)、「おいしさを科学する」(ちくま新書)、「人間は脳で食べている」(筑摩新書)、「コクと旨味の秘密」(新潮文庫) など。

受講料

無料

定員

200名(申し込みによる先着順)

申し込み方法

※ 定員に達しましたので、10月24日をもって申し込みを締め切っています。多数の申し込みありがとうございました。

以下の項目をご記入の上、メール、ファックスまたはハガキにて申し込みください。
(1)郵便番号、住所
(2)氏名(フリガナ)
(3)職業
(4)電話番号
(5)メールの方はメールアドレス、ファックスの方はファックス番号
※それぞれの宛先に参加証をお送りします。
※申し込みを通じていただきました個人情報は、当事業目的にのみ使用します。

申し込み・問い合わせ先

京都大学渉外部社会連携推進課「鹿児島講演会」係
〒606-8501 京都市左京区吉田本町
TEL: 075-753-2233、FAX: 075-753-2286
E-mail: chiiki-kouen*mail2.adm.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)

主催

京都大学

後援

財団法人 京都大学教育研究振興財団