京都大学未来フォーラムを開催しました。(2008年6月16日)

京都大学未来フォーラムを開催しました。(2008年6月16日)

 京都大学では、平成16年度から、様々な分野で活躍するOB・OGを講師として、学生や教職員をはじめ広く市民の方々に講演と意見交換の場を提供する公開講座「未来フォーラム」を定期開催しています。
今回、京都大学農学部を卒業された嘉田由紀子 滋賀県知事をお招きし、「近畿における琵琶湖の価値」というタイトルで第33回未来フォーラムを開催しました。
 嘉田知事は、500人を超える聴衆を前に、長年にわたるご自身の国内外でのフィールドワークの体験を踏まえながら、時には客席との応答を交えて琵琶湖が果たしている多面的な役割や治水対策の重要性について講演されました。最後に、「私たち一人ひとりが日々のくらしの中で身近な水にもっと目を向けて、水との近しい関係を取り戻すべき」とのメッセージを寄せられました。
 講演後の質疑応答では、中学生の参加者からの鋭い質問にも、琵琶湖に関する政策展開について熱意の溢れる回答をされ、大好評のうちに閉会しました。

 次回の未来フォーラムは、7月18日(金曜日) に、青山学院大学教授・分子生物学者で『生物と無生物のあいだ』の著者でもある福岡 伸一氏が「生命観を問い直す」と題し、講演予定です。

 参加申し込みは、以下のページから受け付けています。是非、ご参加ください。
 /ja/news_data/h/h1/2008/news4/080718_1.htm

満員の会場参加者の質問を聞く嘉田知事