VHF帯狭帯域IoT通信システムWi-SUN FANを用いた飛行中ドローンからの高解像度ライブ映像伝送に成功―狭帯域・長距離IoT通信で高品質なリアルタイム映像伝送を実現―

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公開日

研究者情報

概要

 国立大学法人京都大学情報学研究科 原田博司教授の研究グループは、2025年12月に総務省情報通信審議会から一部答申が示されたVHF帯(170MHz帯および220MHz帯)を利用する狭帯域IoT通信システム(以下「VHF-IoT」)として、国際無線通信規格「Wi-SUN FAN」に準拠した、10kmを超える長距離伝送距離が期待できる無線通信システムを開発しました。さらに、VHF-IoTの限られた通信速度でも映像を伝送できる高効率な映像圧縮伝送システムを開発し、これらをドローンに搭載することにより、実際のドローン飛行中にHD(1,280×720画素)、10fpsのライブカメラ映像を無線伝送する実証実験に成功しました。

ポイント

  • 長距離通信に適した170MHz帯および220MHz帯のVHF-IoTに、OFDM方式を用いる国際無線通信規格Wi-SUN FANを適用した無線通信システムを開発。400kHzの占有帯域幅で600kbit/s、1,200kHzでは2,400kbit/sの高速伝送を実現。
  • 400kHzの占有帯域幅を用いて、飛行中のドローンからHD(1,280×720画素)、10fpsのライブカメラ映像伝送に成功。
  • 高効率な映像圧縮に加え、複数の映像パケットを効率的に伝送するパケットアグリゲーションと、重要な画像フレームを高品質・高効率に伝送する独自の通信制御技術を開発し、限られた通信速度でも安定したライブ映像伝送を実現。
  • 自律的なネットワーク構築と多段のマルチホップ通信が可能なWi-SUN FANをVHF帯に適用し、災害時や山間部などにおける広域通信への展開を想定して、飛行中のドローンから地上局へのライブ映像伝送を実証。
画像
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送信側装置
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