細胞の硬軟をDNAシーケンシングで測る―細胞の力学的性質を制御するメカニズムの理解に寄与―

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※ 画像を差し替えました(2024年5月23日)

 金子泰洸ポール 医生物学研究所助教(研究当時: 理化学研究所特別研究員)、新宅博文 同教授(兼:理化学研究所チームリーダー)、塩見晃史 理化学研究所基礎科学特別研究員、西川香里 同テクニカルスタッフⅠらの共同研究グループは、1細胞の力学的性質(細胞表面張力)と遺伝子発現を同時かつ大規模に測定する手法を開発しました。

 本研究成果は、老化や細胞分化、がん細胞の浸潤といった細胞の力学的性質が関わるさまざまな生命現象・疾患に関与する遺伝子制御メカニズムの理解に貢献すると期待されます。

 今回、本研究グループは、エレクトロポレーションによる細胞内への物質輸送技術と1細胞RNAシーケンシングを組み合わせることにより、1細胞の機械特性と遺伝子発現を同時かつ大規模に測定する手法を開発し、この手法を「ELASTomics」と名付けました。また、ヒトTIG-1細胞を用いて、RRADが、細胞老化における細胞表面張力の増加を誘導している因子である可能性を示しました。

 本研究成果は、2024年5月17日に、国際学術誌「Nature Communications』にオンライン掲載されました。

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細胞の硬さ・柔らかさと遺伝子発現が同時に分かる測定手法「ELASTomics」
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