太陽系の果てに極めて小さな始原天体を初めて発見 -宮古島の小さな望遠鏡が太陽系誕生の歴史と彗星の起源を明らかに-

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有松亘 理学研究科研究員らの研究グループは、沖縄県宮古島市にて実施した小型望遠鏡を用いた観測によって、太陽系外縁部「エッジワース・カイパーベルト」に惑星の形成材料である始原天体「微惑星」の生き残りと推定される極めて小さなサイズ(半径およそ1km)の天体を初めて発見しました。

今回発見されたサイズの天体は太陽系外縁部に大量に分布していると推定され、彗星の供給源として70年以上前から存在が予見されていましたが、すばる望遠鏡などの巨大望遠鏡を用いても直接観測が不可能だったため発見例がありませんでした。

本研究成果は、2019年1月29日に、国際学術誌「Nature Astronomy」のオンライン版に掲載されました。

図:本研究によって史上初めて発見された、微惑星の生き残りと推定される半径約1.3kmの小型カイパーベルト天体の想像図。

詳しい研究内容について

書誌情報

【DOI】 https://doi.org/10.1038/s41550-018-0685-8

K. Arimatsu, K. Tsumura, F. Usui, Y. Shinnaka, K. Ichikawa, T. Ootsubo, T. Kotani, T. Wada, K. Nagase & J. Watanabe (2019). A kilometre-sized Kuiper belt object discovered by stellar occultation using amateur telescopes. Nature Astronomy, 3(4), 301-306.

  • 京都新聞(1月29日 26面)、産経新聞(1月29日夕刊 6面)および中日新聞(1月29日 27面)に掲載されました。