京都大学・ハノイ理工科大学国際シンポジウム2026「気候変動への社会適応:ASEANと日本による戦略の融合」を、2026年10月7日にベトナム・ハノイのハノイ理工科大学を主会場にハイブリッド形式で開催しました。アジア諸国を中心に、25ヶ国50組織から研究者・学生・民間企業関係者など合計225名が参加しました。
シンポジウムは、Huynh Dang Chinh ハノイ理工科大学副学長、Chu Ky Son ハノイ理工科大学School of Chemistry and Life Sciences(SCLS)研究科長、田中千尋 地球環境学堂長、および吉岡憲彦 国際交流基金ベトナム日本文化交流センター所長による開催の辞から始まりました。続いて、Ta Dinh Thi ベトナム国会科学技術・環境委員会副委員長、越後信哉 地球環境学堂教授、Hoang Thi Thu Huong ハノイ理工科大学准教授の3名より、学際的・国際的な見地から本テーマに関連する特別講演が行われました。その後、若手研究者や学生による地球環境学に関わる3分野(Environmental Sciences and Ecosystems/Technologies and Innovations for Sustainability/Socio-Economics, Policy, Education and Livelihoods)が計47件のポスター発表を行い、活発な質疑応答が交わされました。
午後には、京都大学、ハノイ理工科大学、マヒドン大学、バンドン工科大学、IPB大学、王立農業大学、フィリピン大学ロスバニョス校を代表する研究者によるパネルディスカッションを行い、各大学における教育・研究に関する国際連携の取り組みが紹介されました。続いて、2025年度に発足した国際共同研究プロジェクトの概要説明と、新規2件を含む計10件の連携プロジェクトの紹介が行われました。また、今年度から生成AIを活用して研究テーマに基づく研究者間の連携可能性を可視化した「インタラクティブマップ」の紹介も行われました。最後にベストポスター賞の表彰式が行われ、藤井滋穂 名誉教授、Nguyen Thi Anh Tuyet ハノイ理工科大学SCLS副研究科長による閉会の辞をもって閉幕しました。
本シンポジウムは、学際的・国際的な人的ネットワークを強化し、教育カリキュラムの向上や国際共同研究の推進に向けた重要な機会となりました。また、若手研究者にとっては研究発表や交流を通じて新たな視点を得る有意義な場となり、持続可能な未来に向けた協働の基盤が一層強固になることが期待されます。