広島京大会公開講演会・総会が開催されました

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 京都大学創立125周年を記念して、広島京大会主催・本学共催の市民公開講演会と広島京大会総会が、2022年11月24日に広島市内のホテルにおいて開催され、同窓生および市民約120名の来場がありました。3年振りの市民公開講演会は今回で9回目の開催となりますが、このコロナ禍で来場を控える声もあったことから、オンラインによるライブ配信(50名参加)もあわせて行いました。

 公開講演会は、谷川正芳 幹事(法学部・1982年卒)の司会により進められ、尾崎清 会長(経済学部・1971年卒)の開会挨拶、講師紹介の後、浅利美鈴 地球環境学堂准教授による、「ごみからSDGsまで ~私が変われば、社会も変わる!~」と題した講演がありました。浅利准教授は本学に入学後、ごみに関心を持ち、「京大ゴミ部」を立ち上げたものの多くの障害があり頓挫した経験、それでもごみへの関心を捨てきれずにいたところ、環境漫画家でもあった高月紘 名誉教授と運命的に出会い、ごみ研究を25年間続けてきたこと、本学では京都市と連携し40年間毎年家庭ごみを集め使途・組成別に400種類近くに分類し、学生が自らの手で分別・計量し、解析している様子を紹介するとともに、その調査結果から見えてきた人間の消費行動・社会の変化について説明がありました。講演後には、受講した高校生からの熱心な質問や市民からの意見で盛り上がった後、小川司德 副会長(法学部・1978年卒)から謝辞と閉会の挨拶がありました。

 続いて、隣接する会場で開催された広島京大会総会には、100名強の同窓生の参加がありました。総会は、講演会に引き続き谷川幹事の司会により進められました。最初に尾崎会長の挨拶があり、次いで、広島県出身の稲垣恭子 理事・副学長による来賓挨拶と本学の現状報告、同窓会からの連絡がありました。今年はさらに、京都大学創立125周年記念式典用に作成された京都大学にゆかりのあるノーベル賞・フィールズ賞受賞者を紹介する動画「京都大学ノーベル賞・フィールズ賞の系譜 -それぞれの京大力、未来への新輝点。-」を上映しました。

 総会終了後の懇親会では、松井一實 広島市長(法学部・1976年卒)の発声による乾杯に始まり、会員相互の懇親が深められました。また、今年のホームカミングデイ開催当日に実施された「京都大学創立125周年記念プロジェクションマッピング」の動画上映も行われました。参加人数は例年の3分の2でしたが、久しぶりの再会に活発な交流が行われ、幅広い世代の卒業生が同じ同窓会の中で本学との縁を確認する温かい雰囲気の会となりました。その後は、参加者全員で「京都大学学歌」、「琵琶湖周航の歌」を斉唱しました。

 最後に、中川日出男 副会長(法学部・1970年卒)の閉会挨拶の後、司会者から、来年も11月22日の第4水曜日に総会をこの場所で開催すること、毎月第4水曜日に吉田山サロンが行われていることの紹介があり、閉会となりました。

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浅利准教授の講演
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左から、挨拶をする小川副会長と司会の谷川氏
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尾﨑会長の挨拶
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稲垣理事・副学長の挨拶
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松井広島市長の挨拶
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中川副会長の閉会挨拶
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学歌琵琶湖周航の歌斉唱
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懇親会の様子