平成30年11月9日の警察への通報について

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標記のことについて、大学として、事実関係を説明しておきます。去る11月9日の18時20分頃に本部棟玄関前で、学生生活委員会を終え本部棟を出てタクシーに乗車しようとする私と同委員会第三小委員会委員長及び同副委員長を、吉田寮生(以下「寮生」という。)と元寮生等関係者と見られる者あわせて10人程度が待ち受けていました。職員による説得、制止にもかかわらず、私への執拗な詰め寄り、タクシーへの乗車に対する妨害、乗車後もタクシーの扉を閉められないよう掴む行為、タクシーの前への座り込みなどを10分程度にわたって行いました。職員による対応のみではタクシーが発車できない状態を一向に解消できなかったため、その場の収拾のためにやむなく警察に通報したものです。

また、タクシーが発車し警察官も去った後、18時50分頃から、寮生らは教育推進・学生支援部棟前で、執務室に戻ろうとした教育推進・学生支援部長を取り囲み、警察に二度と通報しないことの約束を執拗に求めるなどし、その入館を妨害しました。寮生らは30人近くまで徐々に増加し、執務室に戻る意思を幾度も伝える同部長に対し、全く聞き入れずに自らの主張をひたすら繰り返すとともに、部長の入館を他の職員が助けようとしても同棟入口前に大勢で壁を作るなどして妨害しました。こうした状態が1時間以上経過し、職員による対応のみでは事態が一向に収束しなかったため、再度やむなく警察に通報したものです。

本学は、学生諸君が自由に主張を行うことを妨げるものではありませんが、今回の寮生らによる一連の行為は刑罰法規に抵触しかねない行為であり、誠に遺憾であります。もし今後も今回のような行為が繰り返されるようであれば、学内処分を含め、厳正な対処を行わざるを得ないと考えます。

平成30年11月14日
学生担当理事・副学長  川添 信介