SPEC2018採択発表会を開催しました。(2018年11月3日)

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今年で4回目を迎えた「京大生チャレンジコンテスト~SPEC(Student Projects for Enhancing Creativity)」の採択発表会を、ホームカミングデイの一企画として百周年時計台記念館2階国際交流ホールにて開催しました。

SPECは、学生たちの挑戦を応援する取り組みです。学生自ら「やりたいこと」を企画して応募、「自由かつユニークな発想かどうか」というコンテストの基準に照らして採択プロジェクトを決定。それらをWebサイトで公開して広く寄附を募り、採択学生に活動資金として目標設定金額を支給します。

当日は、プレゼンテーションとパネルセッションの2部構成にて行いました。

まず、第1部のプレゼンテーションは、SPEC選考委員長である川添信介 理事・副学長の開会挨拶で始まりました。昨年採択された5件中4件が大学院生だったのに対し今年は6件すべてが学部生であったため、採択学生たちのプレゼンテーションには初々しさが見受けられました。それでもやりたいことはしっかりと主張し、聴く人たちの心を掴みました。これら各プロジェクトの一つひとつに対し、山極壽一 総長が丁寧な寸評を行いました。なかでも「科学において成果を出すために重要なのは、いかに良い“問い”を立てられるかだ」という言葉は、すべての案件に共通する示唆に富んだフレーズであり、採択学生たちは神妙な面持ちで聞いていました。

続いて基金担当の徳賀芳弘 副学長より、支援のお願いを呼びかけて第1部を締めくくりました。

第2部のパネルセッションでは、プレゼンテーションで伝えきれなかった具体的なアクションプランや、それぞれの案件に取り組もうとしたきっかけ等をデータや写真とともに示し、会場中では活発な対話が繰り広げられました。来場者からは「プレゼンではわからなかったことが、直接話を聞いてみたらよくわかった」との感想がありました。1部2部合わせ過去最大となる約100名の来場者を迎え、会場は大いに盛り上がりました。

採択学生のプロジェクト進捗状況については、京都大学基金Webサイトにて今後リポートする予定です。

左から、開会挨拶をする川添理事、各プロジェクトの寸評を行う山極総長、閉会挨拶をする徳賀副学長

左から、農学部の米田奈々子さん(侍やさい)、文学部の今岡哲哉さん(国際移動研究会)、総合人間学部の西道奎さん(Kistory実行委員会)

左から、経済学部の鈴木七海さん(Everyone can be a model)、理学部の島添將誠さん(iGEM Kyoto 2019)、経済学部の浜田錬さん(パプアニューギニア探検隊)

パネルディスカッションで参加者からの説明に応える学生たち

関連リンク

SPECにおける寄附は、以下のサイトにて募集しています。(2019年1月31日まで)