「欧州キヤノン財団-京都大学 日本・アフリカ相互派遣プログラム」の覚書(MOU)を締結しました。(2017年9月18日)

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山極壽一 総長一行は、イギリスの欧州キヤノン・ロンドンオフィスを訪問し、「欧州キヤノン財団-京都大学 日本・アフリカ相互派遣プログラム」の実施にかかるMOUを締結しました。

本プログラムは、本学におけるアフリカ研究の発展と活性化を期待し、2017年で創立30周年を迎える欧州キヤノン財団から提案を受けて実施されることになりました。今後3年間にわたり同財団が年間5万ユーロの助成金を支出し、本学が運営主体となって、海外に派遣される学内アフリカ研究者、または海外から招聘するアフリカ研究者を選考する予定です。

会合では、欧州キヤノン財団側から本プログラムの実施にかかるスケジュールや制度設計について説明を受けた後、MOUの調印式が行われました。本学からは山極総長、稲葉カヨ 理事・副学長、重田眞義 理事補・アフリカ地域研究資料センター長(当日欠席)、また欧州キヤノン財団からは、Paul Kers執行委員長、Willem van Gulik執行委員、Andrew Fisher次期執行委員長が代表となり、MOUに署名しました。

会合の後半では、半世紀にわたる本学のアフリカ研究の歴史と実績を紹介するため、太田至 アジア・アフリカ地域研究研究科長がプレゼンテーションを行いました。また、欧州キヤノン本社も、近年アフリカで展開している起業家育成や画像処理技術の向上を目指した事業について紹介しました。

山極総長は、「山と山は出会わないが、人と人は出会う」というスワヒリ語のことわざを引用し、本プログラムを通じて国内外におけるアフリカ研究者の新たな出会いが生まれ、アフリカ研究がより一層発展することを願う、と期待を述べました。

MOU調印後の山極総長とKers執行委員長(提供: 欧州キヤノン財団)

発表を行う太田研究科長

記念撮影(提供: 欧州キヤノン財団)