第6回東南アジアネットワークフォーラムを開催しました。(2017年3月6日、7日)

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インドネシア・マラン市にある国立ブラウィジャヤ大学(Universitas Brawijaya)において、同大学およびインドネシア在住の本学元留学生の同窓会組織であるインドネシア京都大学同窓会(HAKU)を中心として、京都大学ASEAN拠点、東南アジア地域研究研究所、工学研究科が共催し、第6回東南アジアネットワークフォーラムを開催しました。

同フォーラムは、元留学生が現地で作る同窓生組織と連携して、本学の最新の研究成果を現地社会に還元することを最大の目的に、現地社会がいま最も関心を寄せる学術テーマをとりあげてきました。インドネシアでは、2007年度から2014年度までHAKUが毎年開催してきた京都大学東南アジアフォーラム(合計8回)、2015年度からその規模を拡大した東南アジアネットワークフォーラムを合わせると、今回で10回目の開催となります。

今回のフォーラムは、ブラウィジャヤ大学主催の「不確定時代の計画に関する第3回国際会議」と一部共同開催し、急速に都市化を遂げつつあるインドネシアにおいて喫緊の課題である都市・空間計画のあり方をテーマに行われ、22名の本学元留学生に加えて、6名の基調講演のセッションでは、同時開催された国際会議の参加者および聴衆も含め、合計305名の参加がありました。

本フォーラムは6日、ブラウィジャヤ大学長、同工学部長、同工学部都市・地域計画学科長の挨拶に始まり、同日、本学の小林潔司 工学研究科教授、ハンス・ウェストルント・スウェーデン 王立工科大学教授が基調講演を行いました。7日は、エミル・ダルダック トレンガレク県知事、岡本正明 東南アジア地域研究研究所教授、スルヨノ ブラウィジャヤ大学教授が基調講演を行い、小田真玄 ASEAN拠点職員が本学の紹介を行いました。参加者からは多くの質問があり、休憩時間にも熱心に議論が交わされました。6日のフォーラム終了後には、ブラウィジャヤ大学長の主催でHAKUとの交流会が行われ、有意義な意見交換の場となりました。

基調講演をするダルダック県知事

基調講演をする小林教授

フォーラムでの集合写真

HAKUとの記念撮影