第11回京都大学附置研究所・センターシンポジウムを開催しました。(2016年3月12日)

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京都大学附置研究所・センターシンポジウム(主催: 京都大学研究連携基盤、後援: 東京都教育委員会、読売新聞社)を品川インターシティーホール(東京都港区)で開催しました。当日は、一般公募による参加者のほか、東京都内の高校生および引率教員187名など合わせて約530名にのぼる多くの参加者があり、皆熱心に聴講していました。

本シンポジウムは、多岐にわたる基礎研究分野において独自の研究業績を持つ本学の22の研究所・センターが、それらの成果を社会に還元することを目的として、平成18年から毎年1回各主要都市で開催しているものです。第11回となる今回は、「京都からの挑戦 地球社会の調和ある共存に向けて、翔ぶ京大」をテーマに開催しました。

山極壽一 総長が本学を代表して開会の挨拶を行い、石崎宏明 文部科学省学術機関課学術研究調整官より祝辞をいただきました。その後の講演では、海老原祐輔 生存圏研究所准教授、石川裕彦 防災研究所教授、谷垣実 原子炉実験所助教、齊藤博英 iPS細胞研究所教授、岩城卓二 人文科学研究所准教授、幸島司郎 野生動物研究センター教授が、それぞれの研究成果を発表しました。講演後に質疑応答を行い、聴衆との意思疏通が得られました。

また、大志万直人 研究連携基盤長らが、異分野融合のまったく新しい学術分野を創生するために研究連携基盤内に新設された四つの未踏科学研究ユニットの内容を紹介しました。

パネルディスカッションでは、吉川左紀子 こころの未来研究センター長がコーディネーターとなり、山極総長、津田敏隆 生存圏研究所長、井波陵一 人文科学研究所長、小柳義夫 ウイルス研究所長が、研究者になったきっかけ、これからの学生に望まれる経験、研究者の社会的使命などについて意見交換を行いました。

最後に、湊長博 理事・副学長が閉会の挨拶を行い、シンポジウムは終了となりました。

左から、山極総長、石崎学術研究調整官、大志万基盤長、湊理事・副学長

講演者による質疑応答の様子(午前の部)

講演者による質疑応答の様子(午後の部)

パネルディスカッションの様子

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