京都大学と京都市との連携協定講演会を開催しました。(2016年3月12日)

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京都大学と京都市との連携協定講演会 「京都ブランドの構築に参加し、楽しむ」-魅力ある都市ブランド構築に必要なものは?-を東京オフィスにて開催しました。

本学と京都市は「京都市と京都大学との国際学術都市としての魅力向上に関する連携協定」を締結しました。これを記念して、「京都ブランドの構築に参加し、楽しむ」と題した講演会を開催しました。講演では、京都を一例に魅力あるブランドの価値とはなにか、それを構成する要素に私たちがどのように参加し楽しんでいくのかをテーマとし、一般市民との意見交換も行いました。

まず、若林靖永 経営管理研究部教授が、「京都ブランドに「参加」しよう」と題し、ブランド論の視点から、どのようにして京都の魅力を高めていくかの講演を行いました。

つぎに、糟谷範子 京都市観光政策監が、「世界があこがれる観光都市」の実現に向けて-京都市の取組-」と題し、街が時間的・物理的に混雑しているといった、京都が抱える現状の課題や景観づくりをはじめとする京都独自の取り組みについて事例紹介を行いました。

続いて、前川佳一 経営管理研究部特定准教授が、「京都の観光と老舗」と題し、京都の老舗の特徴について、他の地域と比較した調査結果について、独自の視点も交えた事例紹介を行いました。

さらに、江上直樹 学際融合教育研究推進センター特定助教が、「大学COC事業の展開例-学生主体の新たな観光事業の開発-」と題し、大学が地方公共団体と連携を行い、学生が街の活性化に参画している取り組みについて事例紹介を行いました。

最後に、高見茂 理事補がコーディネーターとなり、若林教授の講演と糟谷政策監、前川特定准教授および江上特定助教の事例紹介の総括、そして参加者との意見交換を行いました。

意見交換では、京都への定住者を増やすために京都ブランドの活用の仕方があるかということや、ブランド構築における最適な規模や地理的範囲はあるのかといった、活発な議論が行われました。

左から、江上特定助教、前川特定准教授、糟谷政策監、若林教授

会場の様子