物質-細胞統合システム拠点は、Vidyasirimedhi Institute of Science and Technologyと連携協定を締結しました。(2016年2月29日)

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物質-細胞統合システム拠点(iCeMS=アイセムス)はVidyasirimedhi Institute of Science and Technology(VISTEC)と連携協定を締結しました。

VISTECは、2015年、タイ王国のシリントーン王女の名の下に同国の石油ガス公社(PPT)が設立した大学院大学です。iCeMSとは2015年4月のシリントーン 王女のiCeMS訪問を契機に、イーサン・シバニア iCeMS准教授が同校を訪問するなど、交流が始まりました。同校は、歴史は浅いながら、5年以内にタイ王国における材料・エネルギー科学分野での先導的研究教育機関に、10年以内に東南アジア地域におけるトップレベルの機関になるという明確な目標を掲げ、タイ国内外から優秀な人材を集めるとともに、最先端の研究環境を整えています。また同校では、エネルギー科学と分子科学分野に加え、iCeMSの研究分野のひとつである分子生物学分野の研究拠点を整備する予定です。

調印式には、タイ側からは、パイリン・チューチョーターウォン VISTEC評議会議長、Jumras Limtrakul VISTEC総長、ドゥシット・メーナパン タイ王国大阪総領事館総領事が、iCeMSからは、北川進 iCeMS拠点長、イーサン・シバニア iCeMS準教授をはじめ若手研究者が出席しました。

iCeMSが10年目を迎えるにあたって新たな連携先を模索していたなか、世界トップレベルの研究機関を目指す同校が最初の協定先として選んだのがiCeMSでした。今回の協定締結により、さらなる飛躍が期待されます。

Limtrakul教授(右より3番目)と硬く握手を交わす北川拠点長(左より3番目)

iCeMS概要を説明する北川拠点長

教室での集合写真

研究内容の説明を受ける北川拠点長(左)

調印式の様子

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