タイ王国・バンコクにて「JASTIPオープニングセレモニー・MoC調印式」を行いました。(2016年2月26日)

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このたび、科学技術振興機構による国際科学技術共同研究推進事業「日ASEAN科学技術イノベーション共同研究拠点 -持続可能開発研究の推進」(英文略称:JASTIP)におけるオープニングセレモニーおよびMoC調印式をタイ王国・バンコクにて行いました。

同行事は、在タイ日本国大使館大使公邸を会場として、日本・タイおよびASEAN各国の政府関係者、大学関係者および在タイ民間企業関係者等100名余の出席がありました。

オープニングセレモニーでは、戸谷一夫 文部科学審議官の式辞に続き、福島秀夫 在タイ日本国大使館臨時代理大使(次席公使)、Weerapong Pairsuwan タイ科学技術省事務次官、白木澤佳子 科学技術振興機構理事およびAlexander A. Lim ASEAN事務局課長から祝辞をいただきました。

引き続き、JASTIP事業の研究代表者である河野泰之 東南アジア研究所長が、事業の趣旨についてプレゼンテーションを行いました。そこでは、同事業は、日ASEANが直面する地球規模課題である「環境・エネルギー」、「生物資源・生物多様性」および「防災」の3分野に焦点をあてた持続可能開発研究を日ASEAN研究者のイニシアティブで推進し、持続可能社会への転換を先導するソーシャル・イノベーションを加速化しようとするものであることを説明しました。加えて、それらの活動をより「顔がみえる」、「顔をみてもらえる」ものとするために、日ASEANの科学技術協力に関するプラットフォームを構築することを述べました。

さらに、JASTIP事業における三つのサテライト拠点の代表者であるThaweesak タイ国立科学技術開発庁長官、Iskandar インドネシア科学院長およびWahid マレーシア工科大学副学長によって、事業推進に向けた協力に係る覚書(MoC)に調印がなされました。なお、この覚書は、山極壽一 総長による調印の後に現地へ運ばれたもので、当日は稲葉カヨ 理事・副学長が本学代表者として調印に立ち会いました。

その後のレセプションでは、今後のASEAN各国との交流推進に向けた歓談が行われました。また、レセプションと並行してJASTIP事業に関する記者会見を実施しました。記者からは熱心に質問が寄せられ、終了予定時間を延長して河野研究所長ほか関係者による事業紹介がなされました。

MoC調印

記者会見

全体写真