皇太子殿下が医学史展「医は意なり -命をまもる知のあゆみ-」を御覧になりました。(2015年4月11日)

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皇太子殿下が医学史展「医は意なり -命をまもる知のあゆみ-」(主催:第29回日本医学会総会2015関西、共催:京都大学総合博物館)を御覧になりました。第29回医学会総会2015関西の開会式に御臨席の後、本学総合博物館を行啓されたものです。

この医学史展は、日本医学会総会が京都で開催されることにちなんで企画したもので、日本の医学について古くは平安時代から現代の先端医療までを「藏志」等の古医書や聴診器の変遷をはじめとする資料約80点とパネルを用いて紹介しました。

皇太子殿下は、山極壽一 総長らの出迎えを受けられた後、奥沢康正 日本医史学会名誉会員(元常任理事)の案内で「関西を中心とする明治以前の医学史」コーナーを御覧になられ、麻酔薬を開発した華岡青洲や京都で活躍をした産科医・賀川玄悦に関する資料に関心を寄せられました。

明治時代以降から現代の先端医療については、湊長博 理事・副学長が案内しました。皇太子殿下は、京都大学初代病理学教授である藤浪鑑 博士の功績、日本人技術者による胃カメラの開発についての話に興味を示され、1950年代~1960年代に主流だった陰圧式人工呼吸器「鉄の肺」などを御覧になられました。

皇太子殿下をお出迎えする岩崎奈緒子 総合博物館長

湊理事・副学長の案内を受けられる皇太子殿下

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