平成26年度京都大学防災研究所「研究発表講演会」を開催しました。(2015年2月23・24日)

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防災研究所は、平成26年度防災研究所研究発表講演会を、宇治おうばくプラザ、宇治研究所本館で開催しました。

23日午前は、大志万直人 防災研究所長の挨拶の後、第2回DPRI Award授賞式を執り行い、Francisco José Sánchez-Sesma メキシコ国立自治大学工学研究所・地球物理学研究所教授に賞状と記念品が授与されました。

続いて、受賞記念講演「Ambient Seismic Vibrations in Seismology and Earthquake Engineering(地震学・地震工学における微動・脈動の利用について)」、災害調査報告5件(「続発する日本の水蒸気噴火」井口正人 防災研究所教授、「2014年長野県北部の地震とその被害調査」後藤浩之 同准教授・土井一生 同助教、「山梨の雪害 -その教訓は活かされたか-」 鈴木猛康 山梨大学地域防災・マネジメント研究センター長・教授、「2014年の豪雨と土砂・水災害 -降雨・地質・地形からみた斜面災害-」松四雄騎 防災研究所准教授、「2014年の豪雨と土砂・水災害 -土砂・洪水の氾濫特性-」 竹林洋史 同准教授)を行いました。2014年度は所長挨拶から災害調査報告までの様子をインターネットによるライブ中継を行い、233名が視聴しました。

一般講演は、総合防災、地震・火山、地盤、大気・水のテーマ別に5会場に分かれて、防災研究所の最新の研究内容を紹介する148講演を行いました。また24日12時~14時のポスターセッション・コアタイムでは、32件のポスター発表を行い、活発な意見交換がなされました。2日間で一般市民、官庁・法人、民間企業、学内外の研究者等延べ380 名を超える参加者があり、盛況のうちに終了しました。

2014年度も若手研究者の積極的な発表と研究発表講演会のいっそうの活性化を図ることを目的とした「優秀発表賞」が設けられ、優れた発表を行った12名の研究者や大学院生に対して、大志万所長から賞状が授与されました。

DPRI Award授賞式

一般講演会場

ポスターセッション

大志万所長と優秀発表賞受賞者

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