スウェーデンで国際シンポジウム「Sweden-Kyoto Symposium」を開催しました。(2014年9月11日・12日)

ターゲット
公開日

京都大学はスウェーデン・ストックホルムにおいて、ストックホルム大学、ウプサラ大学、ストックホルム王立工科大学(KTH)、カロリンスカ研究所との共催による国際シンポジウム「Sweden-Kyoto Symposium」を開催しました。

本シンポジウムは、2013年6月に策定した「京都大学の国際戦略」の一環として開催し、学術成果の発信および国際共同研究の推進により、海外における本学のプレゼンスを高めることを目的としたもので、関係大学・機関から、2日間にわたり、のべ150名を超す参加がありました。

初日は、森元誠二 在スウェーデン日本国特命全権大使ご臨席のもと、Astrid Söderbergh Widding ストックホルム大学学長による歓迎の言葉に始まり、三嶋理晃 理事・副学長、Kerstin Tham カロリンスカ研究所副学長、Peter Gudmundson KTH学長、 Eva Åkesson ウプサラ大学長から挨拶がありました。続いて、各校から大学紹介の後、阿久津秀雄 日本学術振興会(JSPS)ストックホルム研究連絡センター長より、日本とスウェーデンの交流推進を見据えた研究支援・助成事業について講演がありました。

午後からは、北川進 物質-細胞統合システム拠点(iCeMS)長、Gunnar Andersson ストックホルム大学教授ならびにLivia Sz Olah 同准教授、およびスウェーデンの四つの共催大学による連携プロジェクトであるScilifeLabを代表してMathìas Uhlén 教授からその研究成果に関する基調講演が続いた後、在スウェーデン日本国大使公邸においてレセプションが行われました。本学での留学経験を有するLars Vargö 前駐日スウェーデン大使を迎え、翌日の学術セッションに向けて、両国の研究者が大勢集い、懇親を深めることができました。

2日目は、共催の4大学に分かれ、エネルギー科学から生命情報学、高齢化問題、哲学等に至る10の学術セッションおよび研究室訪問等が行われ、今後の両国間における研究協力に繋がる熱い議論が繰り広げられました。夕方からのクロージングは、ウプサラとストックホルムの2会場に分かれて行われ、各セッションの代表者から報告があり、最新の研究成果を共有するとともに、今後の教育・研究連携に向けた具体的な可能性を検討し合う貴重な機会となったことが確認されました。最後に本学を代表して、森純一 国際交流推進機構長から閉会の辞があり、本シンポジウムをひとつの大きな足がかりとして、ともに挑み、ともに発展する「絆」を育むことにより、グローバル世界を牽引する学術成果・知の創造を実現することへの期待が述べられました。

大学紹介を行う三嶋理事・副学長

セッションの様子

閉会の辞を述べる森国際交流推進機構長

基調講演を行う北川拠点長

スウェーデン各大学・京都大学役員・来賓集合写真

大使公邸でのレセプションの様子

ストックホルム大学での集合写真(ストックホルム大学提供)

関連リンク