第2回「サステイナブルキャンパス構築」国際シンポジウム -持続可能な環境配慮型大学構築をめざす参加の「かたち」- を開催しました。(2015年2月16日)

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医学部創立百周年記念施設芝蘭会館で、第2回「サステイナブルキャンパス構築」国際シンポジウム -持続可能な環境配慮型大学構築をめざす参加の「かたち」- を開催しました。

今回のシンポジウムは、「持続可能な環境配慮型大学構築をめざす参加の「かたち」」をテーマに据え、中国、韓国、日本におけるサステイナブルキャンパス構築に深く携わってこられた専門家の方々をお招きし、講演とパネルディスカッションを行い、学内外の学生・研究者・事務職員や市民の方々など約120名が参加しました。

山極壽一 総長による開会の挨拶の後、佐藤直樹 理事・副学長が本シンポジウムの趣旨についての講演を行い、森政之 文部科学省大臣官房文教施設企画部計画課整備計画室長より来賓挨拶とともに「サステイナブル・キャンパスへの期待」と題した講演をいただきました。続いて、Hongwei Tan 中国同済大学教授・グリーン建築および新エネルギー研究センター長より「Green Campus Promotion in China」と題した講演、Yun-Hae Kim 韓国海洋大学副学長・教授(韓国)より「Green Campus Movement in KOREA and Green leaders Club at KMOU」と題した講演、および朴恵淑 三重大学理事・副学長より「世界一環境先進大学三重大学の環境戦略と持続可能な開発のための教育(ESD)」と題した講演をいただきました。

また、パネルディスカッションでは、酒井伸一 環境安全保健機構附属環境科学センター長・教授をコーディネーターとして、学生の積極的な参画、教職員の知の活用、地域との連携等、サステイナブルキャンパスを構築していくプロセスの中で、いかに人々を巻き込んでいくかといった参加の「かたち」について、Tan教授、Kim教授、朴教授、小竹舞 NPO法人エコリーグCampus Climate Challenge実行委員長、浅利美鈴 環境安全保健機構附属環境科学センター助教の5名のパネリストと参加者も交えての活発な討論を行いました。

最後に、本シンポジウムのまとめとして、これまでの「省エネルギー、低炭素化」というある意味数値の削減という目に見える目標に向かう施策のみならず、大学が果たすべき使命である環境に対する高度な知識、教養を持った人材を社会に輩出していくこと、また、大学での熟成された取組のモデルを社会に広めていくことも含めて、多くの人を巻き込んでできることを継続して行っていくことが大切だというご意見とともに、大嶌幸一郎 副学長・環境安全保健機構長による閉会の挨拶でシンポジウムは盛会のうちに終了しました。

山極総長の開会挨拶

パネルディスカッション

大嶌副学長と講演者