13時00分〜17時00分
文学研究科・文学部では、公開シンポジウムを、本年度は人文科学研究所と共催での開催します。
現在、本学では、東アジアの歴史と文化の集積地であるここ京都で、「もの」と「こと」という二つの領域にわたる史資料の一層のデジタル化を推進するとともに、それらに備わった、デジタル化に回収・還元されない価値の再発見を目指す総合学術研究発信交流施設、「京都ムセイオン」を設立する計画が進行中です。
「もの」とは、古文書、考古資料、民族誌/自然誌資料、近現代の学術/社会資料などを、「こと」とは、祭礼・芸能等の消えゆく無形文化財や消失危機言語などを意味します。「ムセイオン」とは、学問の女神ムーサイ(ミューズ)の名を冠したヘレニズム時代の図書館×博物館×人文・自然学研究機関を指す言葉で、英語museum(ミュージアム)の語源ともなっています。
京都ムセイオンは、これらの「もの」と「こと」を発掘、収集、取捨、選択、アーカイブ化し、それらに対して分析や解釈を施し、それらを知的コンテンツ化した上で、世界にその価値を発信し、社会の様々なプレーヤーとともにその利活用を図りつつ、それらを媒介とする市民の交流の輪を広げるという多彩な機能を備えた複合施設です。これらの資料の価値を判定する「目利き」(次世代研究者やアカデミックキュレーター)を育成する場、世界の研究者・学生・市民が「本物」に触れることができる場でもあります。さらに、文化財・史資料の展示施設のみならず、シアター、アート・デザインギャラリー、研究者・学生・市民の交流施設をも備えることも計画されています。
本シンポジウムは、文学研究科をはじめとする本学の各部局において、「もの」と「こと」の両面にわたる史資料を研究している研究者が自らの研究の最前線を紹介するとともに、本学や本学以外のキープレーヤーに「京都ムセイオン」についての期待と夢を存分に語っていただく機会です。皆さまのご参加をお待ちしています。
基本情報
- 吉田キャンパス
国際科学イノベーション棟5階 HORIBA シンポジウムホール(本部・西部構内マップ[69])
- 在学生の方
- 一般・地域の方
- 企業・研究者の方
どなたでも参加いただけます。
250名
無料
イベント内容
プログラム
司会:大槻信 文学研究科副研究科長
| 13時00分~13時10分 | 研究科長挨拶 シンポジウム趣旨説明 出口康夫 文学研究科長 登壇者紹介 |
| 13時10分~13時15分 | 挨拶 今泉柔剛 文部科学省大臣官房総括審議官(前文化庁審議官) |
| 13時15分~13時45分 | 登壇者1 上原麻有子 文学研究科教授 |
| 13時45分~14時15分 | 登壇者2 小堀聡 人文科学研究所教授 |
| 14時15分~14時45分 | 登壇者3 辻正博 人間・環境学研究科教授 |
| 14時45分~15時15分 | 登壇者4 長岡慎介 アジア・アフリカ地域研究研究科教授 |
| 15時15分~15時30分 | 休憩 |
| 15時30分~17時00分 | パネルディスカッション 【パネリスト】
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申し込み
参加には事前登録が必要です。以下のリンクよりお申し込みください。
2025年度 京都大学文学研究科・文学部 公開シンポジウム「京都ムセイオン構想 史資料と対話する人文学」
定員になり次第、締め切ります。
備考
共催:京都大学人文科学研究所
協賛:京大以文会
文学研究科 総務掛
Tel:075-753-2700(月曜日~金曜日 9時00分~17時00分)