18時00分~19時30分(受付は17時30分から)
本学には現在18の附置研究所と研究センターがあります。2015年4月に、これらの相互連携の強化と、学部・研究科も含む全学的な研究活動の促進を通じた異分野融合による新学術分野の創成をめざして「京都大学研究連携基盤」を設置しました。
研究連携基盤が実施する丸の内セミナーは、各研究所・センターで行っている最新研究に関する成果の発信、時宜を得た話題についての専門家による解説などを中心に、首都圏在住の社会人を対象とした「大人のための高度な教養講座」と位置づけています。本学は産官学連携も重視しており、企業にお勤めの皆様のご参加を念頭に置いて平日の夕刻から実施しています。本セミナーの企画については、上記のような観点から「専門性、先端性の高い問題、タイムリーな話題」の提供を心掛けていますが、どなたでも参加いただくことができ、大学生・高校生の参加も歓迎します。
皆さまのご参加をお待ちしています。
基本情報
- 東京オフィス・京都アカデミアフォーラム
- オンライン
京都大学東京オフィス(新丸の内ビルディング10階)、またはオンライン配信(Zoomウェビナー)
アクセスマップ
- 一般・地域の方
- 企業・研究者の方
どなたでも参加いただけます。
現地(京都大学東京オフィス):50名
オンライン配信(Zoomウェビナー):500名
無料
イベント内容
講師
松田 一希(野生動物研究センター 教授)
講演タイトル
ボルネオ島でテングザル研究:フィールド研究の魅力と可能性
講演概要
熱帯の森を歩いたことがない人にとって熱帯雨林は、暑くてジメジメして、蚊、ダニ、ヒルの猛攻撃に加えて、猛獣がうろつく恐ろしい場所を想像するかもしれません。都会の生活に慣れた人間にとっては、確かに辛い環境です。四季に恵まれた温帯のほうが、よほど住みやすいと思うかもしれません。しかし熱帯雨林は、世界中の生物の50-80%が生息する、生物多様性のホットスポットです。食物が枯渇し、凍死の危険におびえる冬はありません。一年中、森のどこかで植物は果物を実らせ、そして若葉が芽吹く。動植物の息づく多様な森に魅了され、私は毎年のように東南アジアのボルネオ島の熱帯雨林に通っています。天狗のような鼻を持つテングザルを主に研究しています。300種以上の霊長類の中で、こんな奇妙な進化をとげたサルは他にはいません。誰もが思う「なぜあんな鼻を・・・・」の謎。その謎解きに夢中なのです。本講演では、コストパフォーマンス(コスパ)の対極に位置するような、泥臭いフィールドワークだからこその新発見の数々、そしてフィールド研究の魅力や可能性についてお話しします。
詳細は、以下のページをご覧ください。
第142回京都大学丸の内セミナー | 京都大学研究連携基盤
申し込み
以下のWebサイトよりお申し込みください。受講承認通知メールをお送りします。
第142回京都大学丸の内セミナー | 京都大学研究連携基盤
やむを得ない事情により、中止あるいは延期する場合があります。その際は、本ページおよび研究連携基盤Webサイト等にてお知らせします。また、申し込みいただいた方には、研究連携基盤基盤企画室からご連絡します。
定員に達し次第、締め切ります。
京都大学研究連携基盤基盤企画室
〒606-8507 京都市左京区聖護院川原町53
Tel: 075-366-7113
E-mail: A50kiban*mail2.adm.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)