統合的気候モデル高度化研究プログラム 研究領域 テーマD「統合的ハザード予測」公開シンポジウム

開催日
2022年01月20日 木曜日
時間

13時00分~17時00分

開催地
要申し込み
要申し込み
公開日

 ここ数年、国際社会は気候変動対策で大きな進展を見せています。2021年8月には、気候変動に関する最新の科学的知見を評価する「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」の第6次評価報告書が発表されました。また、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」においても、2030年に向けた17の目標の一つに気候変動対策が明記されています。一方、国内においても気候変動対策が進みつつあります。日本政府は、気候変動の影響による被害を最小化あるいは回避し、持続可能な社会を構築するために、2015年11月に「気候変動の影響への適応計画」を閣議決定しています。2021年には文部科学省・気象庁「日本の気候変動 2020」が発表されています。このように国内外で気候変動対策の必要性が高まる中、将来を見通し、実効的な対策を進めるためには、最先端の科学技術を駆使した気候変動予測の研究が極めて重要です。加えて、その科学技術をもって気候変動外交における我が国のプレゼンス向上と国内の気候変動対策に引き続き貢献していくことも、我が国の政策上必要なことです。 

 文部科学省では、気候変動研究の更なる推進とその成果の社会実装に取り組むべく、「統合的気候モデル高度化研究プログラム」(実施期間: 2017~2021年度)において、4つの研究領域テーマを連携させた統合的な研究体制を構築し、気候変動メカニズムの解明、気候変動予測モデルの高度化や気候変動がもたらすハザードの研究等に取り組み、高度化させた気候変動予測データセットを整備してきました。

 統合的気候モデル高度化研究プログラム 領域テーマDでは、ハザードの将来変化や社会影響とその科学的根拠を分析することで、後悔しない適応策を準備するのに必要な基礎的で重要な情報・手法を創出することを目指して研究を行ってきました。5年間の成果を広く知っていただくため、このたびシンポジウムを開催します。

基本情報

開催地
  • オンライン

オンライン開催(Zoomウェビナー使用)

対象
  • 一般・地域の方
  • 企業・研究者の方

どなたでも参加いただけます。

イベント内容

プログラム 

13時00分~13時10分 開催の挨拶
統合的気候モデル高度化研究プログラムディレクター: 住明正(東京大学)
13時10分~13時40分 領域テーマD「統合的ハザード予測」ハザードの気候変動影響予測と適応に向けて
領域テーマD代表: 中北英一(京都大学)
13時40分~14時00分 領域テーマC「統合的気候変動予測」5年間の歩み
領域テーマC代表:高薮 出(気象研究所)
各課題の成果の紹介(14時00分~16時30分)
14時00分~14時20分 気候変動予測値を現実に活用する際になすべきこと
北野 利一(名古屋工業大学)
14時20分~14時40分 近年の極端気象と地球温暖化
竹見 哲也(京都大学)
14時40分~15時00分 極端な風水害の将来変化
森 信人(京都大学)
15時10分~15時30分 21世紀末までの連続的な変化予測
田中 賢治(京都大学)
15時30分~15時50分 アジア・太平洋諸国における地球温暖化の影響予測と国際協力
立川 康人(京都大学)
15時50分~16時10分 後悔しない適応戦略
多々納 裕一(京都大学)
16時10分~16時30分 Q&A
16時30分~17時20分 パネルディスカッション:これからの影響予測と適応研究とのリンク
パネラー: 横木裕宗(茨城大学)、風間聡(東北大学)、肱岡靖明(国立環境研究所)、中北英一、高薮出、北野利一、竹見哲也、森信人、田中賢治、立川康人、多々納裕一
17時20分~17時30分 閉会の挨拶
領域テーマDプログラムオフィサー: 原澤英夫

申し込み

申し込み方法
申し込み締切日

備考

主催: 文部科学省統合的気候モデル高度化研究プログラム
共催: 京都大学防災研究所

お問い合わせ

研究領域 テーマD「統合的ハザード予測」公開シンポジウム事務局
E-mail: symposium2022*hmd.dpri.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)

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