京都大学春秋講義(令和元年度 秋季講義)

開催日
2019年09月08日 日曜日
2019年09月29日 日曜日
時間
各日13時00分~16時20分(開場12時30分)
ターゲット
要申し込み
不要
公開日
 春秋講義は、京都大学における学術研究活動の中で培われてきた知的資源について、広く学内外の人々と共有を図るため、1988(昭和63)年秋から開講している公開講座です。年に2回、春と秋にテーマをもうけ講義を行います。

 令和元年度秋季講義は、「平成を振り返って-自然災害への心構え」をテーマに開催します。

基本情報

開催地
  • 吉田キャンパス
百周年時計台記念館 百周年記念ホール
本部・西部構内マップ[3]
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/yoshida/map6r_y/
※ 駐車場はありませんので、公共の交通機関をご利用ください。
対象
  • 一般・地域の方
どなたでも参加いただけます。
定員
500名(各講義とも当日先着順)
※ 入れ替え制ではありません。2講義連続の受講をお勧めします。
※ 会場の混雑状況により、立ち見のお願いまたは入場制限をさせていただく場合があります。
※ 各講演開始後30分以上経過してからのご入場は、お断りさせていただく場合があります。あらかじめご了承ください。
参加費
無料

イベント内容

テーマ:平成を振り返って-自然災害への心構え

2019年9月8日(日曜日)

  • 13時00分~14時30分
    平成の災害に学ぶ災害への備え (矢守克也 防災研究所教授)

    平成の世におきた災害を振り返り、防災心理学の立場から、災害への備えについて考えます。具体的には、阪神・淡路大震災(平成 7 年)の教訓を教材化した「クロスロード」、東日本大震災(平成 23 年)の経験をもとに制作した「津波避難訓練支援アプリ“逃げトレ”」、西日本豪雨(平成 30 年)を踏まえて提起した「避難スイッチ/セカンドベスト避難術」についてお話します。
  • 14時50分~16時20分
    将来の地震の揺れを予測する(関口春子 防災研究所准教授)

    平成の時代には多くの大地震が発生しました。震源断層が破壊し、地震波が発生して地殻内を伝播し、軟らかい地盤で増幅するプロセスを再現する努力が重ねられてきました。そこで得られた知見、また、大地震を契機に実施された地下構造探査で得られた知見を使って、将来、どのような地震が起こり、どのような揺れが発生するのかが予測されています。再現や予測の現状を紹介し、予測結果をどう活用するかについて考えます。

2019年9月29日(日曜日)

  • 13時00分~14時30分
    平成の地震災害を振り返る-何を学び何を伝えるのか- (清野純史 工学研究科教授)

    近年の都市型地震災害の典型である1995年の兵庫県南部地震や、大津波による大規模な人的・物的被害が生じた2011年の東北地方太平洋沖地震、震度7の強烈な揺れが2度続いた2016年の熊本地震を始めとして、平成では数多くの大地震が起こりました。南海トラフの巨大地震や首都直下地震も近い将来の発生の切迫性が指摘されていますが、我々は過去の地震で何を学び、それをどう生かしていくべきなのかを考えてみます。
  • 1 4時50分~16時20分
    知っているようで知らない強風災害-強大化する台風に備える- (西嶋 一欽 防災研究所准教授)

    昨年9月近畿地方を中心に大きな被害をもたらした台風21号。なぜこれほど大きな被害になったのでしょう。想定以上の風が吹いたのでしょうか、それとも建物が弱かったのでしょうか。そもそも、強風被害はどのようなメカニズムで発生するのでしょうか。強大化した台風が襲来すると何が起こるのでしょう。そして、その対策は?この講義では、これらの疑問に答えながら、個人として社会としてどのような備えが必要かを解説します。

申し込み

申し込み方法
不要(2020年度より事前申し込み制となります)

備考

お問い合わせ
京都大学総務部渉外課
〒606-8501 京都市左京区吉田本町
Tel: 075-753-5342(月曜日~金曜日 9時00分~17時00分)
E-mail: event*mail2.adm.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)