学術情報メディアセンターセミナー 「インターネットの今」

開催日
2016年03月22日 火曜日
時間
16時30分~18時30分
要申し込み
不要
公開日
 学術情報メディアセンターでは、月に一度、各分野で活躍の講師を招き、それぞれの研究開発活動の内容や現在抱えている課題について紹介いただき、参加者を含めて広く議論を行う機会として、月例セミナーを開催しています。

 今回の学術情報メディアセンターセミナーでは、NTTコミュニケーションズ株式会社の亀井聡 技術開発部データプラットフォームTU担当課長と安田歩 技術開発部担当課長を招き、講演いただきます。学内外を問わず多数の方のご参加をお待ちしています。

基本情報

開催地
  • 吉田キャンパス
学術情報メディアセンター南館2階 202マルチメディア講義室
http://www.media.kyoto-u.ac.jp/ja/access/index.html#s_bldg
対象
  • 在学生の方
  • 一般・地域の方
教職員、学生、一般の方

イベント内容

インターネットは高々50年の歴史しかありませんが、今や世界の通信、経済活動、そして政治をも左右する世界規模の最も重要なインフラとなっています。しかしながら、日常私たちはどのような仕組みでインターネットが実現されているのか知らないまま当たり前のように使っていて、その将来がどうなっていくのかについて思いを馳せることはほとんどありません。
このセミナーでは、インターネットの重要な担い手の一つであるプロバイダの中でこの巨大なネットワークのダイナミックな姿を捉え、将来を検討されている若い研究開発者二人を招き、お話を聞きながらインターネットの将来について考えてみたいと思います。
二人にはインターネットの仕組みに関して分かりやすく話していただきますので、専門的な知識のない方も大歓迎です。奮ってご参加ください。

プログラム

16時30分~17時30分

講演者

亀井聡(NTTコミュニケーションズ株式会社技術開発部データプラットフォームTU担当課長)

講演題目

「インターネットの構造変化を追う」

講演概要

インターネットは電気や水道のように、誰もが簡単にアクセスできるインフラとなっています。しかし、このインフラを提供している主体は相互接続により成り立っているため、誰が料金を負担しているかも一筋縄ではいかず、また日々その構造も変化しています。
本講演では、インターネットの仕組みを概説したあと、各種計測により構造変化を捉える営みを紹介します。その一例として、近年のハイパージャイアントと呼ばれる大規模配信事業者のふるまいを可視化します。

17時30分~18時30分

講演者

安田歩(NTTコミュニケーションズ株式会社技術開発部担当課長)

講演題目

「IPv6に未来はあるのか!?」

講演概要

日本ではJPNICからのIPv4アドレスの配布が終了して5年が経ちますが、次世代のIPアドレスであるIPv6の普及は充分に進んでいるとは言えません。
大手サイトやCSP、ISPや携帯キャリアなどはかなり対応しており、Windows、MacOS、iOSなどの端末側も対応している一方、インターネットのメインコンテンツの1つであるゲームサイトはほとんど対応しておらず、また、企業での対応も遅れています。
IPv6がインターネットのあらゆる層で利用されるには、クリアしなければならない課題が多く存在します。本講演では、日本および世界でのIPv6の現状と、さらなる普及のためのカギを述べます。

お問い合わせ
情報環境機構 IT企画室 斉藤康己
Tel: 075-753-7419
E-mail: saitou.yasuki.5x * kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)